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診療科

耳鼻いんこう科



科の特徴

耳鼻いんこう科では耳、鼻、咽頭、喉頭、顔面、頸部に至るいろいろな疾患を扱います。これらの各部位は互いに連絡し、空気と食物の通路が交差する複雑な構造をしています。また、顔面、頸部以外は体の奥の器官であり、狭い穴を通して外界に通じています。診察には光で奥を照らし詳細に観察するため、鼻、のどの内視鏡や耳の顕微鏡を多用します。当科では電子内視鏡を導入しており、患者さんの苦痛の軽減とともに特にがんの微細な病変をとらえ早期発見に力を入れています。

対象疾患

中耳炎

小児に多い急性中耳炎では、十分な薬物治療を行うとともに、治りにくい場合には鼓膜を切開し排膿します。中耳に滲出液のたまる滲出性中耳炎では鼓膜切開やチューブ留置を必要に応じて行います。慢性中耳炎や特殊な真珠腫性中耳炎では、積極的に手術を検討し聴力改善による生活の質の向上を目指します。

アレルギー性鼻炎

現代病ともいえ増加傾向にあります。原因となる抗原の侵入を防いだり薬物治療が主体となります。

副鼻腔炎

急性副鼻腔炎は基本的に薬物治療を行います。慢性のもので2~3ヵ月の薬物治療で改善しない場合、内視鏡を用いた鼻内手術を行う場合があります。内視鏡手術は鼻の粘膜を保存しながら炎症の消退を促し、痛みと腫れを抑えた負担の少ない手術です。

扁桃炎

小児でも成人でも年に数回以上扁桃炎を繰り返す場合、炎症のもとになる扁桃を摘出する手術を行います。いびきを伴う小児の場合、アデノイドも同時に切除することがあります。

喉頭疾患

良性である声帯ポリープや声帯結節は切除手術により声の改善が得られますが、手術後も声の使い過ぎに注意が必要です。
悪性である喉頭がんは、浜松医大と連携し集学的な治療を目指します。一般に頭頸部がんではアルコールの飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎが影響しますので注意しましょう。

頸部疾患

頸部では腫瘍の摘出術、唾液腺摘出手術、甲状腺摘出手術などについて積極的に対応しています。

その他にめまい、急性難聴、顔面神経麻痺などの薬物治療や、難聴者に対する補聴器の使用にも助言、指導を行っています。

取り組み

  • 当科では患者さんの症状に応じた適切な検査を行い、適応や合併症についての十分な説明のもとに納得していただく治療を第一にしていきたいと考えています。
  • 早期治癒を目指した手術方式を検討し、短期の入院、早期の復帰を目標としています。
  • 浜松医科大学耳鼻咽喉科と連携を密に取りながら診療を行っています。

診療統計

実績(手術実績件数)

2020年度 2021年度 2022年度
悪性腫瘍
 甲状腺 11 7 7
 頚部郭清 0 0 0
良性腫瘍
 中咽頭 6 0 0
 甲状腺 13 19 12
 耳下腺・顎下腺 7 8 8
 その他 1 7 4
鼓室形成・耳
 真珠腫性中耳炎 6 3 2
 慢性中耳炎 0 1 1
 鼓膜チューブ挿入 35 24 31
 耳瘻孔 9 8 7
 耳介皮下腫瘤 0 0 0
 その他 0 1 1
扁桃摘出、アデノイド切除 101 67 94
鼻内内視鏡手術 24 23 27
上顎洞根治術 0 0 0
鼻茸切除 0 0 0
鼻中隔矯正、下鼻甲介切除 6 11 19
咽頭形成 0 0 0
ラリンゴマイクロ 14 6 6
気管切開 9 12 5
鼻骨骨折整復 7 6 5
頚部リンパ節摘出 18 18 10
鼻腔粘膜レーザー焼灼 0 0 0
正中・側頚嚢胞摘出 1 2 2
その他 0 3 4
268 226 245

スタッフ紹介

新村 大地

職名 耳鼻咽喉科部長
出身校 浜松医大
取得年 平成23年
専門領域 耳鼻咽喉科一般
資格 日本耳鼻咽喉学会 耳鼻咽喉科専門医
騒音性難聴担当医
補聴医相談医
耳鼻咽喉科専門研修指導医

泉 智沙子

職名 科長
出身校 浜松医大
取得年 平成15年
専門領域 耳鼻咽喉科一般
資格 日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医
静岡県難病指定医
臨床研修指導医講習会修了
緩和ケア研修(PEACE)修了

大石 宏虎

職名 医師
出身校 東邦大学
取得年 平成30年
専門領域 耳鼻咽喉科一般
資格 緩和ケア研修(PEACE)修了

認定施設

  1. 日本耳鼻咽喉科学会専門医研修施設
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