グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


ホーム  > くすりの話  > 第44話 副作用から患者さんを守りたい

第44話 副作用から患者さんを守りたい

                                 2019年12月 磐田市立総合病院 薬剤部


 数年前から全国の病院で院外処方箋に臨床検査値を印字する取組が進んでいます。静岡県でも浜松医科大学医学部附属病院や静岡県立総合病院をはじめ、2019年6月から磐田市立総合病院でも臨床検査値付きの院外処方箋の発行を開始しました。

 人の体からでるサインは、様々な形であらわれます。 尿や便、あるいは血液や採取された臓器の一部などです。臨床検査は病気の診断だけでなく、おくすりの選択や投与量を決める指標にもなります。 治療経過の確認や重症度の判定、回復の度合いなどにも利用されています。

 この臨床検査値を薬剤師が調剤時に確認することによって、これまで行っていた用法・用量、併用禁忌、重複投与などの確認に加え、腎機能や肝機能の変化に応じた適正なお薬の投与量の調節、検査値異常を示す病態へは服用の可否を医師に相談することが可能となってきます。例えば、腎臓の機能が低下している人には痛み止めの種類や量を減らさなければいけませんし、お薬や健康食品の中にも薬剤性の肝障害を起こしやすいものもあります。このように、副作用を示す検査値を確認することで、有効な服薬指導にも応用できます。

 また、患者さんには自分の検査値に興味を持つことが大切です。熱や痛みといった症状は自分でもわかりますが、ナトリウムやカリウムなどの電解質や炎症反応などは自分ではわからないものです。病院や保険薬局で病気やお薬の話だけでなく、自分の検査結果や数字の持つ意味などもお気軽に聞いてください。