経営状況
令和4年度決算に基づく経営状況を掲載しました
総括事項
令和4年度は、ロボット支援手術に対応できる手術室2室の増築工事が7月に完成しました。新たな手術室の運用に必要な機器を整備し、9月の呼吸器外科でのスタートを皮切りに、産婦人科、消化器外科、泌尿器科の各領域で、順次ロボット支援手術を開始しました。
また、3月には中東遠二次医療圏では初の「がんゲノム医療連携病院」の指定を受け、がんゲノムプロファイリング検査(がん遺伝子パネル検査)」の実施を開始しました。これにより、個々の患者さんごとのがん遺伝子の変異に合わせた質の高いがん医療への取組が可能になりました。
加えて、出産における地域ニーズに対応するため、無痛分娩の運用を2月から開始しました。
その他には、入院患者さんの快適性を高めるためWi-Fiの導入に取り組み、9月から全病棟で利用できるようになりました。1月からは外来にもWi-Fiを導入し、患者さんの利便性を向上させることができました。
また、3月には中東遠二次医療圏では初の「がんゲノム医療連携病院」の指定を受け、がんゲノムプロファイリング検査(がん遺伝子パネル検査)」の実施を開始しました。これにより、個々の患者さんごとのがん遺伝子の変異に合わせた質の高いがん医療への取組が可能になりました。
加えて、出産における地域ニーズに対応するため、無痛分娩の運用を2月から開始しました。
その他には、入院患者さんの快適性を高めるためWi-Fiの導入に取り組み、9月から全病棟で利用できるようになりました。1月からは外来にもWi-Fiを導入し、患者さんの利便性を向上させることができました。
患者数の状況
入院患者数と外来患者数の過去4年間の推移です。
令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | |
---|---|---|---|---|
入院患者数 | 161,134 | 143,238 | 138,475 | 131,048 |
外来患者数 | 293,204 | 265,249 | 279,631 | 275,139 |
職員数の状況
職員の過去4年間の推移です(4月1日時点)。この他に、臨時の看護師や非常勤の医師など多くの職員で患者さんの診療にあたっています。
令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | |
---|---|---|---|---|
医師 正規 (卒後4年以上) |
125 | 126 | 137 | 134 |
医師 専修医・研修医 (卒後3年以内) |
32 | 37 | 33 | 33 |
医療技術員 | 185 | 190 | 192 | 194 |
看護師 | 496 | 491 | 494 | 498 |
事務員 | 44 | 45 | 47 | 48 |
その他 | 23 | 22 | 21 | 21 |
計 | 905 | 911 | 924 | 928 |
収益的収支の状況
1年間の医療活動などで生じた収益とそれに対応する全ての費用です。
収益的収入
(単位:千円)
令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | |
入院収益 | 10,179,363 | 9,849,366 | 9,762,687 | 10,370,792 |
外来収益 | 4,925,944 | 4,930,640 | 5,372,033 | 5,423,239 |
一般会計繰入金 | 615,513 | 612,466 | 595,383 | 557,007 |
その他 | 993,883 | 2,416,525 | 2,927,432 | 2,869,527 |
合計 | 16,714,703 | 17,808,997 | 18,657,535 | 19,220,565 |
収益的支出
(単位:千円)
令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | |
---|---|---|---|---|
給与費 | 9,018,215 | 9,297,821 | 9,500,813 | 9,622,698 |
材料費 | 3,653,163 | 3,853,467 | 4,161,196 | 4,314,528 |
経費 | 2,637,928 | 2,618,790 | 2,722,270 | 2,915,538 |
減価償却費 | 919,364 | 882,475 | 964,921 | 992,691 |
その他 | 1,040,062 | 1,343,408 | 1,083,349 | 1,126,389 |
合計 | 17,268,732 | 17,995,961 | 18,432,549 | 18,971,844 |
収支差引額 | △554,029 | △186,964 | 224,986 | 248,721 |
資本的収支の状況
将来にわたって安定した医療を提供するため、施設や医療機器の整備に係る費用と、そのための財源です。
令和4年度実施内容
施設改良として、手術室増築工事や電話交換機更新工事等を行いました。また、医療機器の購入では、手術支援ロボット等を導入するなど、医療の充実に努めました。
令和4年度収支明細(単位:千円)
資本的収入 | 企業債 | 860,000 |
一般会計出資金 | 1,211,364 | |
固定資産売却代金 | 0 | |
県補助金 | 133,708 | |
計 | 2,205,072 | |
資本的支出 | 施設改良費 | 607,841 |
資産購入費 | 817,438 | |
企業債元金償還金 | 1,781,294 | |
計 | 3,206,573 |
財政の状況
病院の財政状態を明らかにするため、貸借対照表を作成しています。貸借対照表は3月末時点において病院が保有するすべての資産や負債、資本を表したものです。
貸借対照表では必ず 「資産」 = 「負債」 + 「資本」 になります。
貸借対照表では必ず 「資産」 = 「負債」 + 「資本」 になります。
貸借対照表
令和5年3月31日時点(単位:千円)
資産 | 19,530,663 |
固定資産 | 14,149,698 |
(建物) | 8,316,352 |
(器械備品) | 2,801,898 |
(その他) | 3,031,448 |
流動資産 | 5,380,965 |
(現金預金) | 1,873,666 |
(未収金) | 3,447,917 |
(その他) | 59,382 |
資産合計 | 19,530,663 |
負債 | 13,138,894 |
固定負債 | 8,550,846 |
流動負債 | 3,704,000 |
(未払金) | 1,380,174 |
(その他) | 2,323,826 |
繰延収益 | 884,048 |
資本 | 6,391,769 |
資本金 | 21,639,491 |
剰余金 | △ 15,247,722 |
※(未処理欠損金) | △ 15,247,722 |
負債資本合計 | 19,530,663 |
※未処理欠損金は、「収益的収支」で生じた「純損失」の累計になります。多額の減価償却費により赤字が続いていますが、これは現金の支出を伴わない費用となりますので、経営に必要な現金には影響しません。
企業債の状況
病院の設備を充実するための財源として借り入れている資金で、「政府資金」と「銀行資金」の二種類があります。
令和5年3月31日時点(単位:千円)
借入総額 | 既償還額 | 令和3年度償還額 | 未償還額 | |
政府資金 | 25,922,700 | 16,036,494 | 1,781,293 | 8,104,913 |
銀行資金 | 0 | 0 | 0 | 0 |
計 | 25,922,700 | 16,036,494 | 1,781,293 | 8,104,913 |