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特色・取組み

清掃


当番表

「清掃」とは、“常に掃除をして、職場をきれいな状態に保つこと”と定義する。

清掃は、整理や整頓に比べて地味で成果が見えにくい部分ではあるが5Sを続けていくには大切なプロセスであり、当院では大きく分けて「一斉清掃」「定期清掃」の2つの段階を踏んで取り組んだ。

一斉清掃の段階は各部署で汚れている場所をピックアップし、期間を決めて徹底的に掃除していった。普段、掃除できないワゴンの車輪の汚れ、混注台の足の錆、ブラインド1枚1枚、手すり、パソコンの配線にたまった埃など。錆を落とし、それこそ自分の顔が反射するぐらいまでピカピカに磨き上げ、スチームクリーナー(よくTVの通販で宣伝しているやつ)で汚れを落とす等できる限りのことを行った。職場がきれいになることも重要であるが、普段気がつかないことに気づくこと(たとえば、ワゴンの足が錆びていて、折れる危険があるとか)も重要である。

定期清掃はコンビニのトイレを想像するとわかりやすい。札があって「いつ」、「誰が」掃除したのか、過去の結果と未来の予定がすぐ分かるようになっている。これを院内で行うのである。毎日掃除する場所「机の上、流し、ワゴンの上」、週に1回「ワゴンの足、ゴミ庫」3ヵ月に1回「ブラインド、手すり」など、各部署で計画を立て実際に清掃したかチェックしていく。本当に地味な作業だが、こうすることで整理整頓も含めたこれまでの5Sが維持できていく。定期清掃が疎かになっているところは、だんだん物が増え、決まった位置に戻されなくなりせっかく取り組んだ整理・整頓も元に戻っていってしまう。2年かけて取り組んだ活動も元に戻るのは1ヵ月もかからない。
最近、朝、病棟に行くと主任さんの元気な声が聞こえる。「これで朝礼を終わります、この後は5分間清掃です。今日は、机の上と混注台の足をお願いしま~す!」