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当院について

磐田市病院事業管理者挨拶


新年のご挨拶

磐田市病院事業管理者 鈴木昌八

明けましておめでとうございます。旧年中は当院の病院運営に多大なるご厚情を賜り御礼申し上げます。

昨年はロシアのウクライナ侵攻、安倍元首相の銃撃事件、台風15号による磐田市の豪雨災害、さらに急激な円安、経済状況の悪化と物価上昇など、今まで想像すらしなかったことや生活に直結する変化を身近な問題として考えさせられた年でした。年明けから晴天に恵まれたウサギ年の今年は、閉塞感を払拭できる明るい年になることを願うばかりです。私事ですが、昨年末で兼務していた病院長職を辞し、本年からは磐田市病院事業管理者として専任することになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

医療現場は昨年も新型コロナウィルス感染症(以下、新型コロナ)から離れられない1年でした。ただし、ウィルス側の変化に加え、ワクチン接種や多様な治療薬の普及、さらに3年に及ぶ学びの効果もあり、感染力は強いものの肺炎の重症化は少なくなり、病状は変わってきています。感染対策と社会経済活動の両立を図るステージに入り、感染症としての新型コロナの扱いが検討され始めました。感染症指定医療機関として、今年も多職種協働で当院の役目を果たしてまいります。新型コロナ以外では、中東遠医療圏のがん医療の質向上に取り組んできた実績が評価され、3月下旬に『地域がん診療連携拠点病院(高度型)』の指定を受けました。がん医療は原因となる遺伝子の変異に基づいて治療を行うゲノム医療の時代を迎えており、『がんゲノム連携病院』をめざして最新のがん医療に取り組んでいく所存です。そして、10月にはダ・ヴィンチ導入によるロボット支援手術が呼吸器外科から順調にスタートしました。地域ニーズに応えるため、婦人科、消化器外科、泌尿器科の手術に拡げていきます。

世の中の動きがコロナ禍以前の状態に戻りつつある中で、『医師の働き方改革』、『公立病院経営強化プランの策定』、『医療DX』など、持続可能な地域医療提供体制を確保していくための取り組みが今年も目白押しです。加えて、当院では7月に日本医療機能評価機構による病院機能評価の受審が控えています。医療の質向上には第三者の目による客観的な評価は必須です。今年も中東遠地域の活力ある基幹病院として、質の高い医療提供に職員一同努めてまいります。住民の皆様や関係各位からの変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びになりますが、皆様方の益々のご健勝とご多幸をお祈りして年頭のご挨拶とさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。

2023年1月吉日
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