地域とともに歩む、歯科医療の基幹として


図 1 口腔外科の診療領域
磐田市立総合病院歯科口腔外科は、口腔領域に生じる多様な疾患に対応する専門医療機関として、地域医療の中核を担っています。智歯(親知らず)の抜歯から顎変形症の外科的矯正手術、口腔がんなどの悪性腫瘍の診断・治療まで幅広く対応しています(図1)。
当科には口腔外科専門医の資格を有する歯科医師が複数在籍しており、多職種と協働しながら、安全かつ総合的な医療を提供しています。また、地域の歯科医院や他診療科と連携し、地域基幹病院としての役割を果たしています。
当科には口腔外科専門医の資格を有する歯科医師が複数在籍しており、多職種と協働しながら、安全かつ総合的な医療を提供しています。また、地域の歯科医院や他診療科と連携し、地域基幹病院としての役割を果たしています。
顎変形症治療の先進拠点として

図 2 解析ソフトによる顎変形症の手術前後シミュレーション
当科では特に顎変形症治療に力を入れています。顎の形態や噛み合わせの異常は審美的な問題にとどまらず、咀嚼や発音、呼吸など日常生活の様々な機能に影響を及ぼします。
矯正歯科と緊密に連携し、術前矯正から外科手術、術後の咬合安定化まで、一貫した治療を行っています。CT画像や三次元解析を用いて顎骨の移動量や咬合バランスを精密に評価し、患者さん一人ひとりに最適な機能と形態の両立を重視した手術設計を行っています。さらに、手術では超音
波骨切削器、3Dシミュレーションシステム、口腔内スキャナーなどの最新機器を活用しています。これにより、手術精度の向上や時間短縮、安全性の確保を実現しています。さらに、術前・術後における咬合の変化を三次元的に解析し、画像を用いた説明を行うことで、患者さんが治療内容を十分に理解し、安心して治療に臨めるよう支援しています。また、手術後の回復過程においても、食事指導などを行うことで、機能回復をより確実にしています。
矯正歯科と緊密に連携し、術前矯正から外科手術、術後の咬合安定化まで、一貫した治療を行っています。CT画像や三次元解析を用いて顎骨の移動量や咬合バランスを精密に評価し、患者さん一人ひとりに最適な機能と形態の両立を重視した手術設計を行っています。さらに、手術では超音
波骨切削器、3Dシミュレーションシステム、口腔内スキャナーなどの最新機器を活用しています。これにより、手術精度の向上や時間短縮、安全性の確保を実現しています。さらに、術前・術後における咬合の変化を三次元的に解析し、画像を用いた説明を行うことで、患者さんが治療内容を十分に理解し、安心して治療に臨めるよう支援しています。また、手術後の回復過程においても、食事指導などを行うことで、機能回復をより確実にしています。
唾液腺疾患への低侵襲治療

図 3 唾液腺管内視鏡による唾石の摘出
唾液腺疾患の診断と治療にも力を注いでいます。唾石症は、唾液の流出障害を引き起こし、食事のたびに痛みや腫脹を生じます。感染を併発すると、開口障害や発熱が起こり、日常生活に大きな支障をきたします。
従来の顎下腺摘出や切開による唾石摘出術は、舌神経や顔面神経麻痺のリスクを伴いましたが、当科では唾液腺管内視鏡を用いて、唾液腺の開口部から唾石のみを摘出する治療を行っています。従来なら顎下腺の摘出が必要だった場合でも、唾石のみの摘出が可能となり、術後の腫脹や疼痛が軽減され、患者さんの身体的負担を大幅に抑えることができます。
従来の顎下腺摘出や切開による唾石摘出術は、舌神経や顔面神経麻痺のリスクを伴いましたが、当科では唾液腺管内視鏡を用いて、唾液腺の開口部から唾石のみを摘出する治療を行っています。従来なら顎下腺の摘出が必要だった場合でも、唾石のみの摘出が可能となり、術後の腫脹や疼痛が軽減され、患者さんの身体的負担を大幅に抑えることができます。
チーム医療と教育体制
耳鼻咽喉科、麻酔科、リハビリテーション科などの関連診療科と連携し、質の高いチーム医療を実践しています。また、全身麻酔下手術を受ける患者さんや、薬物療法や放射線治療を受ける患者さんに対して、歯科衛生士による口腔ケアの介入を行っています。周術期における口腔内の状態を良好に保つことで、術後肺炎や口腔粘膜炎など、様々な合併症の予防に力を入れています。
さらに、若手歯科医師の育成にも注力し、手術実習や症例検討を通じて、専門的な知識と技術を段階的に習得できる体制を整えています。学会発表や研究活動にも積極的に取り組み、最新の医学的知見を臨床へ反映させ、静岡県の医療の発展に貢献しています。また、患者教育や家族への説明を重視し、治療計画の理解と納得を得ることで、安全性と満足度の向上を図っています。
さらに、若手歯科医師の育成にも注力し、手術実習や症例検討を通じて、専門的な知識と技術を段階的に習得できる体制を整えています。学会発表や研究活動にも積極的に取り組み、最新の医学的知見を臨床へ反映させ、静岡県の医療の発展に貢献しています。また、患者教育や家族への説明を重視し、治療計画の理解と納得を得ることで、安全性と満足度の向上を図っています。
地域の皆さまへ
磐田市立総合病院歯科口腔外科は、地域の開業医の先生方と連携し、高度で安全な口腔外科医療を提供しています。お口や顎に違和感や痛みを感じる場合、噛み合わせのずれや唾液腺の腫れなどがある場合には、早めに当科へご相談ください。
藤本 雄大

歯科口腔外科部長