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トピックス

中東遠地域を支える呼吸器疾患診療の拠点


呼吸器疾患を中心としたサブスペシャリティー領域の専門医療機関

呼吸器内科の診療領域

磐田市立総合病院の呼吸器内科では、ウイルスや細菌に起因する肺炎や胸膜炎、肺結核等の感染症、肺がんや胸膜中皮腫等の悪性疾患、気管支喘息をはじめとしたアレルギー性疾患、肺の空気が胸腔内に漏れ出して肺組織がつぶれてしまう気胸、多くが原因不明の特発性間質性肺炎や長期にわたり吸入したタバコ煙が原因となる慢性閉塞性肺疾患(COPD)、そしてこのような種々の基礎疾患の経過中に呼吸機能が低下し、酸素を体内に十分に取り込めなくなる呼吸不全にいたるまで、幅広い呼吸器領域疾患の診療を行っています。46万人が暮らす中東遠地域の医療機関の中で、唯一呼吸器内科専門医が複数名在籍しており、患者個々での異なる病態に対応するため、アレルギー・気管支鏡・感染症・喘息・結核・非結核性抗酸菌症などの各専門医やがん治療認定医の資格も取得している医師達が、看護師や薬
剤師等の多職種と協同して診療できることが当科の特徴です。

常に最良の医療提供を目指して

3科合同カンファレンスの様子

当科では、どの医師が担当となっても変わらぬ医療を提供できるように、連日カンファレンスを開催しています。治療方針の決定に際してはガイドラインに定められているエビデンスを基盤に、相互に議論を深め、最新の医療知識も取り入れながら患者さんごとに常に最良の医療を提供できるように努めています。このため、呼吸器外科や放射線治療科も交えた、3科合同のカンファレンスを毎週開催して密に連携をとっています。

最新の機器を用いた呼吸器内視鏡検査

気管支鏡検査風景

年間300件を超える(令和6年度実績:330件)呼吸器内視鏡による検査や処置を行っています。最新の機器を用いた診断法として、びまん性肺疾患の診断に、二酸化炭素で凍結して大きな検体を採取できるクライオプローブを使用した凍結生検※1(クライオ生検)を行っています。また、末梢領域の小さな病変に対しては細径気管支鏡と超音波プローブを併用し、病変の局在を超音波で同定しながら生検を行っています。
クライオ生検は挫滅※2が少なく、大きな組織を採取できるため、腫瘍性病変では組織診断とともにより正確なゲノム(遺伝子)診断が期待できます。当院はがんゲノム連携病院であり、積極的に腫瘍性病変にもクライオ生検を実施することにより、正確なゲノム(遺伝子)診断が可能です。縦隔リンパ節の生検に関しては、従来の吸引生検に加えて鉗子を挿入する最新の方法も取り入れています。その他、気胸に対する気管支鏡治療(気管支内腔充填術)や胸水貯留の診断・治療に局所麻酔下胸腔鏡を用いる等、専門的な知識や経験が必要な様々な検査や治療を行っています。
※1 : 生体検査の略。組織や臓器の一部を採取し、顕微鏡で調べること。  
※2 : 衝撃や圧迫などで、内部の組織が破壊されること。

クライオプローブと超音波プローブを用いた気管支鏡検査

予防医療も推奨しています

慢性閉塞性肺疾患(COPD)や間質性肺炎等の呼吸器疾患をもつ患者さんはインフルエンザや新型コロナウイルス、RSウイルス等の感染で重症化したり、これらの感染が契機となり基礎疾患の悪化の可能性が指摘されています。また市中肺炎の原因として一番頻度の高い肺炎球菌は、時に「侵襲性肺炎球菌感染症」として重症になることがあります。これらの感染症に対してはワクチンによる予防効果が知られています。外来診察時に主治医よりこれらのワクチン接種の提案があった場合は、是非接種を検討していただくことをお勧めします。

若手医師の指導にも力を入れています

当院は各種学会の研修指定病院に認定されており、複数の指導医が在籍していることから若手医師の指導も充実しています。独自の研修プログラムを組んでおり、幅広い知識と経験を積んで一人前の総合内科専門医、呼吸器内科専門医に成長することで将来の地域医療を担う人材を養成する役割も果たしています。

原田 雅教

呼吸器内科部長
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