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トピックス

専門領域に特化し、質の高い看護を行う認定看護師


実務経験5年以上、600時間以上の教育、認定審査合格が必要

手術前説明を行う數田看護師

認定看護師は、高度化、専門分化が進む医療の中、水準の高い看護を実践できると認められた看護師です。「感染管理」「緩和ケア」「救急看護」など21の認定看護分野が特定され、看護師として5年以上の実務経験を持つ看護師が、600時間以上の教育を受け、認定審査に合格することで取得できる資格です。現在、磐田市立総合病院には18名の認定看護師がおり、各々の専門領域において活躍の場を拡げ、病院を受診した方や入院した方に看護を提供しています。

皮膚や排泄に関するケアで、過ごしやすい生活を提案

私は現在「皮膚と排泄ケアを専門とした看護師」として業務を行っています。

“すこやかな皮膚を保つこと”や“排泄の自立”は、私たちが生活していく中でとても大切なことです。入院中はベッドで過ごす時間が長くなるため、床ずれ(褥瘡)ができやすくなります。当院では床ずれを予防するマットレスを標準化し、また既に床ずれがある方や床ずれが出来そうな方にはエアマットレスを使用して寝床環境を整えています。
 
また、加齢に伴う皮膚の変化や治療によって健康的な皮膚が変化することがあります。その変化をいち早く見つけてケアにつなげていくことも大切です。当院では健やかな皮膚を保つための取り組みとして、入院基本セットに保湿剤を導入して病棟看護師と共に積極的に使用しています。ご自宅でお使いになっている保湿剤があれば、それをご持参いただき使用する取り組みも行っています。健康的な皮膚はすぐに出来るわけではありませんので、毎日のケアを大切にして習慣化できたらいいなと思っています。

排泄の面においては、病によって今までの排泄方法が変わる人工肛門をお持ちの方や尿路変更された方へのケアを行う専門外来を開設しています。排泄方法の変化は、排泄そのものへのケアだけでなく精神的なケアがとても大切です。その方の想いをできるだけ大切にしながら、その変化を受容していく過程でのケアや身体と精神面を支える看護を行っています。人工肛門のケアでお困りの方がいましたらお一人で悩まずに是非ご相談ください。
昨今は入院期間が短縮されていますので、入院中に十分な時間を使って人工肛門のケア指導を行うことが困難になってきています。そのような場合には、退院後1か月に限りますが、ご自宅に訪問してケア指導や相談に応じるという取り組みも行っています。

皮膚や排泄に関するケアを通して、入院中の方だけでなく地域の方にとって、よりよい生活を過ごすための方法を一緒に考えてケアにつなげたり、仕組みを作ったりしていきたいと思っています。

皮膚排泄ケア認定看護師
數田 志帆

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