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トピックス

糖尿病教育入院・糖尿病教室について


感染対策を講じ、糖尿病教室を開催する医師

糖尿病の治療は外来通院でもできますが、初めて糖尿病と診断された方や治療中に生活や薬の見直しが必要な方には糖尿病教育入院をお勧めしています。

教育入院は、1週間から10日間で効率的に検査や治療、勉強をするもので、入院中に治療の方針を決定するために必要な検査をまとめて行うことができます。膵臓からインスリンが出ているか、腎臓や目は悪くなっていないか、動脈硬化は進んでいないかなどを検査し、現在の糖尿病の状態や合併症が進んでいるかを評価して、患者さんそれぞれの血糖コントロール目標や具体的な治療方法を決めていきます。

治療は、糖尿病の基本的な治療である食事・運動療法を実践しながら、薬物療法を併用します。糖尿病の薬には内服薬とインスリンなどの注射薬があります。退院後も注射薬が必要な患者さんには注射の練習も入院中に行ないます。

検査や治療と並行して、糖尿病がどんな病気か、どんな症状があるのかなど、糖尿病についての勉強もしていただきます。学ぶことで、糖尿病に対する理解が深まり、その後の治療が行いやすくなります。2022年当院の糖尿病のパンフレットが新しくなりました。パンフレットには糖尿病の合併症や薬のこと、食事や運動についてなどたくさんの情報が詰まっています。このパンフレットは糖尿病教育入院の時に看護師が病棟でお渡ししています。

スタッフが協力して、治療、指導にあたっており、ベッドサイドでの個別指導以外にも、糖尿病教室を毎週2回開催し、それぞれの担当者が糖尿病について知っているとよいことや治療に必要なことなどを説明しています。糖尿病教室は患者さんが複数名集まりますので、密にならないように少し間隔を空けて座っていただいたり、部屋の換気を行ったりなど、感染対策を講じながら、皆で勉強しています。

糖尿病・内分泌内科 科長 糟谷 真樹子
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