グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


トピックス

膵臓や胆管疾患などの治療に力を発揮する超音波内視鏡


超音波内視鏡について

膵臓や胆管・胆嚢に関わる疾患に対して、当科では超音波内視鏡(EUS)や内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)を用いて診断・治療を行っています。

EUSは先端に超音波装置が付いた内視鏡です。胃や十二指腸の内側から超音波を発し、近接する膵臓や胆管・胆嚢などを観察できます。EUSは微小な病変の観察に力を発揮します。また、専用の針で病変部の組織採取ができ、当院でも日常診療に取り入れています。

膵がんをより小さく見つけるためには

膵がんは見つかりにくいがんの代表で、小さな段階で見つけるためには無症状での精密検査が必要です。当院では2017年から「磐田膵がん早期診断プロジェクト」を開始しました。膵がんのリスク(家族歴、喫煙・飲酒、糖尿病、肥満、慢性膵炎、膵嚢胞)を2つ以上有する方に、かかりつけ医で腹部超音波検査を実施、膵嚢胞や膵管拡張がある場合は当院で超音波内視鏡などの精密検査を行います。これにより、以前より早い段階で治療する機会が増えていますが、まだ十分とは言えません。今後さらに尽力してまいります。

おわりに

当院は鈴木昌八病院長をはじめ、経験豊富な胆膵外科医が多く在籍しているほか、経口胆道鏡Spyglass. DS(Boston Scientific社)など、医療機材も充実しています。私も中東遠地域の胆膵診療に貢献していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

消化器内科科長 金子 淳一

経歴
  • 2008年3月 自治医科大学医学部医学科 卒業
  • 2008年4月 静岡県立総合病院 初期研修
  • 2010年4月 浜松市国民健康保険佐久間病院 内科
  • 2012年4月 公立森町病院 内科
  • 2015年4月 市立島田市民病院 消化器内科
  • 2018年4月 静岡県立静岡がんセンター 内視鏡科
  • 2020年4月 現職
  1. ホーム
  2.  >  トピックス
  3.  >  膵臓や胆管疾患などの治療に力を発揮する超音波内視鏡