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トピックス

新型コロナウイルスについて皆様へ 病院からのメッセージ


新型コロナウイルス感染症 ― 冷静に正しく恐れることが大切 ―

新型コロナウイルス感染症が最初に報じられたのは1月6日で、武漢市で原因不明の肺炎が59名発生しているという小さな記事でした。後に世界中に拡がり、日々の暮らしを一変させてしまうことを、この時どれだけの人が予想したでしょう。

なぜ、この感染症は恐いのでしょうか。それは、新型ウイルスの毒性や感染しやすさ、感染経路が分からないうえに、このウイルスに免疫を持っている人はだれ1人としていなかったからです。治療効果が期待される薬剤は少しずつ分かってきましたが、多くの人が免疫を持つまで、流行の波を繰り返すことが予想されています。その波が大きくなると、医療崩壊につながります。それを防ぐためには、正しい知識を持って冷静に対応することが必要です。「感染しない、感染させない」ためには、こまめな手洗いとマスク着用、人との距離を2m(最低1m)あけることが基本で、「3密」を避けることで集団発生が減らせます。

院内で感染が起こると、がん診療や救急医療といった重要な役割まで損なわれます。そうならないように、私たちはさまざまな努力をしています。院内感染を防ぐために、感染が心配な症状があるときには直接来院するのではなく、まず帰国者・接触者相談センターやかかりつけ医に相談して下さい。

地域医療の最後の砦として、当院は皆さんを守ります。様々な病気で通院中の方は自己判断で中断しないで、主治医と相談してください。冷静に正しく恐れて、一緒にこの感染症を乗り越えましょう。

副病院長兼感染対策室長 飛田 規

感染対策にご理解とご協力をお願いします。

磐田市立総合病院で感染対策を担当しています、感染管理認定看護師の土屋大樹と申します。地域住民の方々には新型コロナウイルス感染拡大予防に日々注意されておられると思います。

当院は第二種感染症指定医療機関病院であり、結核をはじめとした感染症以外に新型コロナウイルス感染症にも対応しています。新型コロナウイルス感染症に関しては、不明な点も多くあります。感染症を引き起こす細菌・ウイルスは人の眼には見えません。最前線で勤務している医療者は自身への感染の恐怖を抱えながら患者さんを守るために日々奮闘しています。また、全国的に感染対策関連の医療物資が不足しています。当院では医療物資の節約・代用品の利用(雨合羽など)に加え、各部署にて顔を守るシールドを作成するなど、工夫しながら資材調達している状況です。そのような中で地域の企業・住民の方から医療物資をはじめとした寄贈や励ましの言葉を頂くことは大変ありがたく、また心強く感じます。本当にありがとうございます。

現在、静岡県内は緊急事態宣言が解除され感染者数も減っています。しかし、油断は禁物です。第2波・第3波による感染拡大の可能性も懸念されています。地域の皆様には引き続きご自身でできる感染対策の継続をお願いします。当院も今後の感染拡大に備えるとともに、皆様と力を合わせてこの困難を乗り越えていきたいと思いますので、ご理解とご協力をお願い致します。

感染管理認定看護師 土屋 大樹

温かいご支援・ご声援に感謝

地元企業や住民の皆様からたくさんの医療物資やお菓子、飲料水等の寄贈や励ましのお言葉をいただきました。医療の最前線で働く私たちにとって、皆様からの温かいご支援・ご声援が何よりの励みになっています。

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