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トピックス

広報誌に込める思い


磐田市病院事業管理者兼病院長 鈴木 昌八

「人生100年時代」地域の健康を支える病院を目指す。

「健康」「長寿」「幸運」の実現を誌名「けやき」に込めて

「人生100年時代」は、健康で長寿を迎えられる仕組みづくりを地域に求めています。私たち磐田市立総合病院は、地域の皆様の健康を預かる病院として、新しい時代とともに進化してまいります。

時代が令和に移り変わり、当院の取り組みをご紹介する広報誌をリニューアルすることにしました。今後、当院の若手職員で制作してまいります。広報誌編集に携わる中で、次世代を担うメンバーが若い感性で地域のニーズをつかみ、課題解決につなげるきっかけにしてほしいと期待しています。地域の皆様からもご意見をいただきながら、病院の取り組みや広報活動を改善していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
さて、病院正面に向かうアプローチの両サイドには、けやき並木があります。けやきは大きく育ち、寿命が長いため、事業の発展を祈って植えることが多いといいます。改めて、けやきの木言葉を調べてみると「健康」「長寿」「幸運」とされています。20年前、当院が建設された際、思いを込めて植樹されたのだろうと感銘を受けました。

けやきに託された思いは、「人生100年時代」の地域の願いであり、当院が基幹病院として考えていかなければならないキーワードでもあります。今回、発刊した広報誌名「けやき」には、このような思いを込めています。

診療、予防、教育の各分野の充実を図る

少子高齢化に伴い、複数の疾患を伴う高齢患者さんが増加しています。そのような状況にも対応すべく、当院は中東遠46万人の基幹病院として、良質な医療を安定して提供し続ける体制を整えてまいります。

診療面では、当院の最重点領域の1つであるがん診療に関し、体にやさしい低侵襲の治療から高難度の手術まで個々のニーズに応じた治療提供体制を拡充させていきます。また、地域の皆様が安心して暮らせるよう救急医療、周産期・小児医療や生活習慣病に関連する疾患などへの対応も強化してまいります。

病気の早期発見だけでなく、病気にならないための予防分野にも注力してまいります。健診センターでの検査項目を充実させるとともに、市民公開講座や出前講座でも、病気予防について情報をわかりやすくお伝えしていきます。

次代を担う小中高校生などの身近な医学教育への参画も私たちの使命と考えています。危ない薬や心肺蘇生の講習からがんや生活習慣病の予防まで、幅広く情報発信することで意識付けを高めていきます。また、今年1月から院内で浜松医科大学4年生の臨床実習が始まりました。医師不足の静岡県の医療を担う大切な医師の卵たちの育成に多少なりとも貢献できることは病院長としてうれしい限りです。

このように私たち磐田市立総合病院は、「人生100年時代」を診療、予防、教育の各分野で支えていきたいと考えています。地域の皆様が「健康」「長寿」「幸運」を実現できるよう、すべての職員がチームとなり、取り組んでまいります。皆様の変わらぬご支援をお願い申し上げます。
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