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先輩の声

助産師の先輩


24時間・365日、女性のさまざまな問題に寄り添う

周産期母子医療センター
助産師

鈴木真琴さん(4年目)
東海アクシス看護専門学校
→静岡医療科学専門大学校

「絶対になりたい!」という気落ちが大切

私も助産院で産まれ、その時の様子を母からよく聞かされていました。そんな経験からか物心付いた頃には「助産師」という職業に憧れを抱いていましたね。「人の心にいつまでも残る仕事」という部分がすごくステキだなと思ったんです。専門学校で看護師資格を取得後、1年間、専門大学校で学んで助産師資格を取得。専門学校時代の友だちの中には「助産師になりたい」という声もちらほら聞かれましたが、実際に資格を取得するまでに至ったのは、私を含めてごくわずか。やっぱり「絶対になりたい!」という気持ちがないとそこまで辿り着けないですし、入職後もなかなか続かないと思います。

“幸せなお産ばかりではない”という現実

当センターは、思春期の性教育や妊娠から出産に至るまでの母子の健康を支え、育児に関するお悩み、産後の体と心のケア、女性の性保険といった分野まで、24時間・365日体制で対応できる体制を整えています。新しい命の誕生に立ち会うハッピーな瞬間をイメージされることが多いかもしれませんが、残念なことに、中絶や流産といった“幸せなお産ばかりではない”という現実を突きつけられることもしばしばあります。専門的な知識や技術は必要なことはもちろんですが、辛い現実に直面している産婦さんに寄り添い、メンタル面のサポートをすることが重要だと感じています。

いつも周囲のサポートに助けられています

働く環境はすごく良いと思いますね。まず、建物自体が比較的新しいので、明るく、清潔感のある雰囲気で働けるというのがポイントです。人間関係に関しても、みんな穏やかな性格で、何かトラブルなどがあれば一緒になって解決に向けて協力してくれます。当センターでは、2022年7月からフリースタイル分娩が導入されたのですが、この導入にあたって、計画段階から導入準備を先輩スタッフと協力して進めました。通常業務と並行しての取り組みだったので大変ではありましたが、この時も周囲のスタッフからの手厚い理解やサポートに助けられ、無事、導入することができました。そして、実際に実施し、褥婦さんからの嬉しい言葉を聞くことができたので、今までで一番の達成感を感じることができましたね。

“記憶に残る”結果を生み出すために

私の理想とする助産師像は、一人ひとりの状況や変化に柔軟かつ最適なアドバイスやサポートをしていける存在。産科領域とはデリケートな部分も多いため、妊産褥婦にしっかりと寄り添い、固い信頼関係を築くことが大事だと感じています。そして、相談しにくいことでも「この人なら胸のうちを打ち明けても良いかな」と感じてもらえるような助産師です。そこに少しでも近づく努力をしていけば、いずれ「鈴木さんに担当してほしい」、「鈴木さんが担当で良かった」と思われるような、“記憶に残る”結果を生み出せるのではと考えています。助産師は5年で一通りの助産師業務を経験し、一人で実施できることがより増えるので、私もあともう少し。これからも知識や技術の向上に努め、あらゆる経験を積み重ねながら、理想の助産師像の追求に尽力していきたいです。
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