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放射線診断科


科の特徴

放射線診断医は患者さんが受けられた検査の画像を見て、病気の有無やその程度、緊急性などを診断し、画像診断報告書を作成することを主な仕事としています。この画像を見て診断し、報告書を作成することを読影といいます。日常診療で患者さんと放射線診断医が接する機会はほとんどありませんが、画像を介して患者さんと接しているとも言えます。また、診断ばかりではなく、主に治療を目的とした血管造影検査(これを血管内IVRといいます)を行っています。放射線診断科は現在の高度医療になくてはならないものとなっています。

診療内容

■画像診断:放射線診断医は患者さんが受けられたCT・MRI・核医学検査などの画像を専用の高精細液晶モニターで見て、病気の有無や程度を診断し、画像診断報告書を作成しています。検査を依頼した主治医はこの画像診断報告書を電子カルテ上で見て、すぐに診療に使用することが可能となっています。

■血管造影検査(血管内IVR):X線テレビをモニターとして使い、患者さんの血管内にカテーテル(特殊な細いチューブ)を入れて、治療を行うものです。主に肝臓がんなどの治療や喀血や消化管出血などの止血治療を行っています。

取り組み

■画像を見て、急を要すると判断した場合、すぐに依頼医に連絡して、迅速な処置・治療が開始できるようにしています。

■放射線診断検査は放射線の被ばくを伴っています。当院では、診断参考レベル2015(本邦の放射線診療における適切な被ばくの目安)にのっとり、放射線被ばくの低減と正確な診断ができるようにしています。

■心臓の画像診断(CT、MRI、核医学検査)は循環器領域専門の放射線科医が行っています。

画像検査について

ここでは、放射線診断科医が関与して行われている、CT、MRI、血管造影検査、核医学検査について説明します。

CTについて

CTはエックス線を回転させて体に照射し、体の断面画像を撮影する検査です。脳出血や脳梗塞がないかどうか、肺がんがどこまで広がっているか、肝臓に転移があるかどうかなど、病気を見つけたり、病気の広がりの程度を調べたりすることに使います。
当院では短時間でより細かく、より広い範囲を撮影できる最新型のCTを導入し、迅速で正確な診断に役立てています。また、当院の特徴として、体の断面像を原則1mmの厚さで撮影しています。この薄さで撮影すると病気をとても細かく評価することが可能となります。また、画像診断用のモニター上で縦、横、斜め、任意の断面の画像をいつでも作成でき、あらゆる方向から病変を観察することで、更に正確な診断が可能となっています。また、当院ではCTによる肺癌検診を実施していますが、逐次近似法という低被ばくでも高精細な画像を作るソフトウェアを使用しており、診断に必要な最小限の被ばくに抑えて撮影しています。

MRIについて

MRIとは磁気共鳴画像の略で、強い磁石と電磁波を使って体の内部を画像化する装置です。X線を使わない検査なので被ばくすることがありません。どのような方向の断面でも撮影できるのが利点の一つです。さまざまな病気の診断に使われていますが、特に脳梗塞の診断、膵がんの診断、腰痛の原因検索、子宮・卵巣病変の診断に有用です。最近、脳ドックを受ける方が増えていますが、造影剤を使うことなく脳の血管を見ることができるので、脳動脈瘤(脳の動脈がこぶ状にふくらんだもの)の診断に使われます。

血管造影検査(特に血管IVR)について

血管造影検査とはカテーテルと呼ばれる細くやわらかいチューブを血管の中に入れ、造影剤という薬剤を注入して血管の状態を見ることにより病気を診断する検査です。しかし、高性能のCTが普及してきた現在では、病気の診断よりも病気の治療に使われることが多くなりました。それが血管内IVRです。たとえば、肝臓がんに対して、カテーテルを肝臓がんに栄養を運ぶ血管に進め、その血管を抗がん剤が含まれた塞栓物資でふさぐことによって肝臓がんを兵糧攻めにして治療します。また、繰り返す喀血や消化管出血、交通事故などで傷んだ肝臓や脾臓からの出血に対して原因となっている動脈に塞栓物質をつめて止血します。

核医学検査について

核医学検査(RI検査とも呼ばれます)とは、放射性同位元素をつけた特殊な薬剤を静脈内に投与して、病気を診断する検査です。脳、肺、心臓、甲状腺、肝臓、腎臓、骨などの診断ができますが、それぞれ異なった薬剤を投与して検査をします。臓器の機能を評価できる特徴があり、臓器や病変の形態を見るCTやMRIとは異なる画像情報を得ることができ、診断に役立ちます。

CT、MRIの造影剤の副作用について

CT、MRIでは造影剤を静脈内に投与して、検査を行うことがあります。造影剤により病気の部分と正常な部分との違いが明瞭になり、より正確な診断が行えるようになるからです。しかし、他の薬剤と同じように副作用というマイナスの要素も持ちあわせていますので、主治医が必要であると判断した場合にのみ造影剤を投与しています。 副作用としては、吐き気、嘔吐、皮膚のかゆみ、発赤、蕁麻疹など軽度のものが大部分ですが、ごくまれにショックにいたるような重いものがあり、その際には万全の体制で対応いたします。

放射線被ばくについて

CTで受けた放射線被ばくで日本国民全体のがんの発生が増加している可能性があると報道された事があり、CTなどの放射線検査に不安を感じている患者さんがいらっしゃると思います。確かに、放射線を使った検査では、放射線の被ばくは避けられません。しかし、診断に使われる程度の低い被ばく線量(100ミリシーベルト以下)でがんの発生する頻度が増加したとの信頼性の高い報告は今までにありません。また、放射線診断科と放射線診断技術科が協力し、患者さんごとに最適な検査を計画し、被ばく線量を最小に抑えるべく細心の注意を払いながら、CT等の各検査を行っています。
各検査の詳細はコチラ(放射線診断技術科のページへ)

診療統計

放射線診断科の読影件数
2018年度2019年度2020年度
MRI8,4698,2437,607
CT25,33526,37925,548
RI681609710
単純写真1,4791,4911,441
血管造影665470
合計36,03036,77635,376

スタッフ紹介

名前職名出身校取得年専門領域資格
沓掛 康道放射線診断科部長
兼画像診断センター長
浜松医大昭和59年画像診断一般日本医学放射線学会放射線診断専門医・研修指導者
大川 賀久放射線診断科部長
兼画像診断センター
副センター長
浜松医大平成元年画像診断一般日本医学放射線学会放射線診断専門医・研修指導者
日本核医学会PET核医学認定医
日本医学放射線学会・日本専門医機構放射線科専門医
内藤 眞明科長浜松医大昭和58年画像診断一般日本医学放射線学会放射線診断専門医・研修指導者
吉原 修科長広島大学平成7年循環器領域の
画像診断
日本循環器学会専門医
日本内科学会専門医
日本リウマチ学会専門医
山中 典子科長群馬大学平成20年画像診断一般日本医学放射線学会放射線診断専門医
緩和ケア研修(PEACE)修了
吉原 和代非常勤医広島大学平成7年画像診断一般日本医学放射線学会放射線診断専門医

認定施設

日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関