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放射線診断科


科の特徴

放射線診断科では全般的な画像の管理と画像の読影、血管造影検査(特に血管IVR)を行っています。特に画像の読影は、放射線診断科の日常業務の大部分を占め、現在の高度医療になくてはならないものとなっています。

診療内容

■画像診断と血管造影検査(特に血管IVR)を行っています。画像診断では、CT・MRI・核医学検査などで得られた画像を高精細の液晶モニターで見て異常を指摘し、それを報告書にして依頼した主治医に読んでもらいます。これによって、正確な診断と迅速な治療が可能となります。また、血管IVRでは、血管内にカテーテル(特殊な細いチューブ)を入れ、その先端を腫瘍の近くまで進めて、そこから抗がん剤を混ぜた塞栓物質を流せば、腫瘍を縮小させることができます。

取り組み

■画像を見て、急を要すると判断した場合、すぐに依頼医に連絡して、迅速な処置・治療が開始できるようにしています。

■診療放射線技師と常に連絡を取り合い、個々の患者様に最適な条件での撮影、画像表示を行って、放射線被ばくの低減と正確な診断ができるように心がけています。

■心臓CT・MRIの画像診断は循環器領域専門の放射線科医が行っています。

画像検査について

ここでは、放射線診断科医が関与して行われている、CT、MRI、血管造影検査、核医学検査について説明します。

CTについて

CTはエックス線を回転させて照射することにより、体の横断像を撮影する検査です。脳出血や脳梗塞がないかどうか、肺がんがどこまで広がっているか、肝臓に転移があるかどうかなど、病気を見つけたり、病気の広がりの程度を調べたりすることに使います。
当病院では、短時間でより細かく、より広い範囲を撮影できる最新型のCTを導入し、迅速で正確な診断に役立てています。

MRIについて

MRIとは核磁気共鳴画像の略で、強い磁石と電磁波を使って体の内部を画像化することにより、CTでは見逃してしまう病気を見つけることができます。 どのような方向の断面でも見ることができるのも利点の一つです。また、エックス線を使わない検査なので被ばくすることがありません。 さまざまな病気の診断に使われていますが、特に脳梗塞の診断、膵がんの診断、腰痛の原因検索、子宮・卵巣病変の診断に有用です。最近、脳ドックを受ける方が増えていますが、造影剤を使うことなく脳の血管を見ることができるので、脳動脈瘤(脳の動脈がこぶ状にふくらんだもの)の診断に使われます。

血管造影検査(特に血管IVR)について

血管造影検査とはカテーテルと呼ばれる細いチューブを血管の中に入れ、造影剤という薬剤を注入して血管の状態を見ることにより病気を診断する検査です。しかし、高性能のCTが普及してきた現在では、病気の診断よりも病気の治療に使われることが多くなりました。それが血管IVRです。たとえば、肝臓がんに対して、カテーテルを肝臓がんに栄養を運ぶ血管に進め、その血管を抗がん剤を含んだ塞栓物資でふさぐことによって肝臓がんを兵糧攻めにして治療します。

核医学検査について

核医学検査(RIとも呼ばれます)とは、放射性同位元素をつけた特殊な薬剤を静脈内に投与して、病気を診断する検査です。脳、肺、心臓、甲状腺、肝臓、腎臓、骨などの診断ができますが、それぞれ異なった薬剤を投与して検査をします。

CT、MRIの造影剤の副作用について

CT、MRIでは造影剤を静脈内に投与して、検査を行うことがあります。造影剤により病気の部分と正常な部分との違いが明瞭になり、より正確な診断が行えるようになるからです。しかし、他の薬剤と同じように副作用というマイナスの要素も持ちあわせていますので、主治医が必要であると判断した場合にのみ造影剤を投与しています。 副作用としては、吐き気、嘔吐、皮膚のかゆみ、発赤、蕁麻疹など軽度のものが大部分ですが、ごくまれにショックにいたるような重いものがあり、その際には万全の体制で対応いたします。

放射線被ばくについて

CTで受けた放射線被ばくで日本国民全体のがんの発生が増加している可能性があると報道された事があり、CTなどの放射線検査に不安を感じている患者さんがいらっしゃると思います。確かに、放射線を使った検査では、放射線の被ばくは避けられません。しかし、診断に使われる程度の低い被ばく線量(100ミリシーベルト以下)でがんの発生する頻度が増加したとの信頼性の高い報告は今までにありません。また、どうして医師が放射線検査を行うかといえば、早く診断して、早く治療を行いたいからです。がんの発生を気にして悩むよりも、今ある病気を早く見つけて、治療を受けて治ったほうがずっとよいのではないでしょうか。
当放射線診断科では放射線診断技術科と協力して、患者さんごとに適切な撮影条件、撮影範囲を設定し、被ばく線量を最小に抑えるべく細心の注意を払ってCT検査を行っています。
各検査の詳細はコチラ(放射線診断技術科のページへ)

診療統計

放射線診断科の読影件数
2013年度2014年度2015年度2016年度2017年度
MRI8,1498,1138,1208,6398,496
CT23,60324,32626,93027,54426,576
RI742719665668658
単純写真1,5001,4771,4181,4101,349
血管造影94931189888
合計34,08834,72837,25138,35937,167

スタッフ紹介

名前職名出身校取得年専門領域資格
内藤 眞明第3医療部副部長兼
放射線科部長兼
画像診断センター長
浜松医大昭和58年画像診断一般日本医学放射線学会放射線診断専門医・研修指導者
沓掛 康道放射線科部長兼
画像診断センター副センター長
浜松医大昭和59年画像診断一般日本医学放射線学会放射線診断専門医・研修指導者
大川 賀久放射線診断科部長浜松医大平成元年画像診断一般日本医学放射線学会放射線診断専門医・研修指導者
日本核医学会PET核医学認定医
吉原 修科長広島大平成7年循環器領域の画像診断日本循環器学会専門医
日本内科学会専門医
日本リウマチ学会専門医
山中 典子科長群馬大平成20年画像診断一般日本医学放射線学会放射線診断専門医
緩和ケア研修(PEACE)修了
吉原 和代非常勤医広島大平成7年日本医学放射線学会放射線診断専門医

認定施設

日本医学放射線学会放射線科専門医修練機関