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病理診断科

科の特徴

病理医という職種の医者がいます。TVドラマでは,「白い巨塔」の大河内教授や成人した「セカチュー」の主人公が病理医という設定でした。最近では「フラジャイル」という病理医が主人公のドラマも放映され原作の漫画は人気らしいです。医者が主人公のドラマは多くが内科医や外科医です。医療職でないかたにも, 内科医や外科医の仕事内容は想像がつきますね。それとは違って病理医の仕事を詳しく正確に説明できるかたは少ないのではないでしょうか。
一般の病院に勤めていても病理医が直接患者さんにお目にかかることはめったにありません。外来診療はしていないのです。でも病理医にはたくさんの仕事があります。なかでも一番大切な仕事は、「悪性腫瘍=がん」の診断です。 内視鏡や手術でとった胃や腸、肺などの組織に「悪性の腫瘍=がん」がないか、手術中にがんを完全に切除できたか調べる迅速診断など顕微鏡を使って毎日診断しています。手術で治すか、放射線や薬で治すか、新しい免疫治療を使うか、治療方針の決定にはがんの種類や特性、進み具合を判定することが大切です。このように臨床の医師と一致協力してがんの確定診断や病気の進み具合の判定を行っています。
 大事な仕事と思うのですが病理専門医は産科や小児科医よりもさらに少なく、全国に約2千数百名です。病理医が常勤で複数勤めている病院は大学病院をのぞくと多くありません。この人手不足を補うため強力なネットワークが必要です。難しい「がん」の診断は一人では断定せず、多くの病理医で相談して診断します。インターネットを使ったり標本をおくったりして多施設の病理医が1つの「がん」を診断するしくみができています。欧米の専門家に問い合わせることもあります。患者さんが意識されなくても病理診断では「セカンドオピニオン」さらに、「オールオピニオン(全員で診断する)」をいつも考えています (病理医についてもっと詳しく知りたい方:日本病理学会ホームページ http://pathology.or.jp/ippan/pathdiag.htmlをごらんください。)。

取り組み

■複数の病理専門医による病理診断
当院は3名の病理専門医が常勤しています。複数の病理医が診断にあたることで診断の精度を高める工夫をして正確な病理診断を迅速に報告できる体制を整えています。

■特殊な技術を駆使した病理診断、遺伝子診断
組織を特別な方法で染め診断を決める特殊染色や抗体染色について、大学病院と同等の技術が可能です。FISH検査については浜松医大と協力して行えます。
最近は, がんの診断に「遺伝子」検査が大変重要になってきました。当院は2000年より血液悪性腫瘍同定検査のできる病院として認められ、大学病院とも協力してがん遺伝子診断に力をいれてきました。2018年からは、リアルタイムPCR装置を導入、肺癌や大腸癌、乳癌、脳腫瘍、その他のがんの遺伝子検査が迅速に、さらに正確に行えるよう準備を整えています。

■遠隔病理診断システムの構築
遠隔病理診断をご存知でしょうか。組織の病理診断はガラスの上に載せた標本を顕微鏡で調べて診断しています。これをデジタル化して、ネット上で診断できるようにすると、いつでも、どこでも,、病理診断が可能になります。日本の、世界じゅうの第一人者にも簡単に相談ができます。当院は2009年から浜松ホトニクスと協力し、ネットでの病理診断を可能にしました。診断の難しい場合、さまざまな病理医からの意見を聞いて、これ以上ない高精度の病理診断が可能になっています。

■病理専門医の養成
現在当院では日本専門医機構のプログラムのもと、2名の若手病理医が専門医をめざして研修中です。日本中で病理医の不足が言われる中、大学病院や大病院と同等の病理医教育をめざして、中東遠地域の病理診断が今後も最高のレベルをたもてるよう努力をおこたりません。

診療統計

病理診断科の検査件数
項 目2016年度2017年度
病理組織診断5,4485,609
細胞診
7,8737,753
病理解剖1612
術中迅速組織診断266271

スタッフ紹介

名前職名出身校取得年専門領域資格
谷岡 書彦副病院長兼
病理診断科部長
防衛医大
昭和58年外科病理
腫瘍病理学
血液病理学
病理専門医
病理専門医研修指導医
日本病理学会学術評議員
臨床研修指導医講習会修了
鈴木 潮人病理診断科部長金沢大平成09年
外科病理
腫瘍病理学
病理専門医
細胞診指導医
病理専門医研修指導医
日本病理学会学術評議員
臨床研修指導医講習会修了
大西 一平医師浜松医大平成23年外科病理病理専門医

認定施設

  1. 日本病理学会:病理専門医制度研修認定施設B
  2. 日本病理学会:病理専門研修プログラム基幹施設