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| ■第10話 『小児への薬の飲ませ方の工夫と注意点』 | 2006年4月 磐田市立総合病院 薬剤部 |
小さなお子さんへの薬の投与は大人以上に注意や工夫が必要になります。そこで今回は、小児への薬の飲ませ方、坐薬の使い方などについてまとめてみました。 |
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| <薬の飲ませ方の工夫> | |||||||||||||||||||
| ★ | 「指」-粉薬(歯の生えていない新生児向け) 薬を少量の水またはぬるま湯(薬1gに対して4~5滴)でペースト状・だんご状にねり、味のわかりにくい、ほおの内側やあごの奥の方に塗布し、その後すぐ、水やぬるま湯などを飲ませて流し込みます。 |
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| ★ | 「哺乳瓶」-シロップ・粉薬 少量の水またはぬるま湯などに溶かした薬を、乳首に入れて吸引させ、乳首に薬が残らないように水やぬるま湯などを追加して飲ませます。 |
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| ★ | 「スプーン」-シロップ・粉薬(離乳食を食べ始めスプーンに慣れてきた乳幼児向け) スプーンの上で薬を少量の水またはぬるま湯などに溶いて、まず1回ゴクンと飲ませ、その後すぐに水やジュースなどを飲ませます。最初に多めの水で溶いてし まうと飲み終わる前に薬の苦みが出たり、量が多くて飲みきれず薬を飲み残す可能性があるので注意が必要です。 |
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| ★ | 「スポイト」-シロップ・粉薬 誤嚥(ごえん)に気をつけて口のわきから、ほおの内側に少量ずつたらして飲ませます。 |
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| ★ | 「その他」 オブラート、服薬補助ゼリーに包む。 |
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| ★ | お腹がいっぱいで飲んでくれなかったり、食べ物と一緒に吐いてしまうことがあるので、特に医師からの指示がない場合、薬の服用は授乳・食事の前でも差し支えはありません。1日3回の場合は、朝・昼・夕と大体5~6時間空けるとよいでしょう。 |
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| ★ | 服用時に寝ているときは無理に起こさず、その後時間をずらして飲ませましょう。 | ||||||||||||||||||
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新生児期(生後0~1ヶ月未満)、乳児期(1ヶ月~1歳未満) 誤嚥(ごえん)しないように、抱っこまたは上体を起こして与えます。 「お薬をミルクに混ぜてもいいですか?」という質問をよく聞きます。ミルク・母乳はこの時期の小児の主な栄養源です。薬を混ぜることで味が変わり、ミルクを嫌いになったら困るので、避けた方が良いでしょう。 |
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| ★ | 乳児期(1~5歳) 味覚や好き嫌いが多様化し本人の意思が出てくる分、服用が難しくなってきます。基本的には薬をほかのものに混ぜず、水やぬるま湯で飲ませる習慣をつけさ せます。嫌がるときは、剤形や味等の工夫が必要となってきます。次項の<食品を使った服用の工夫>を参考にして下さい。 |
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<こんなときどうする?> |
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| ★ | 薬を吐いてしまったとき 服用してからどれくらいの時間で吐いたか、また吐いた量によっても対応が違ってきます。1つの目安として、10分以内であれば再び服用させ、10分以上 経過していれば、体内に入った薬が吸収されている可能性があるので、重ねて内服しないで様子を見ましょう。 |
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| ★ | 薬を飲み忘れてしまったとき(眠っていて飲めなかったとき) 気がついたら、できるだけ早く飲むようにします。次の薬を飲む時間が近いときは、飲むのをやめるか、気が付いたときに飲んで、次に飲む時間を遅らせるようにします。目安は以下のように考えて下さい。 1日3回の薬:次に飲む時間まで4時間以上空ける 1日2回の薬:次に飲む時間まで5時間以上空ける 1日1回の薬:次に飲む時間まで8時間以上空ける |
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| ★ | 坐薬を入れた後に便をしてしまったとき 排出された場合の対応は、坐剤が固形で残っている場合にはそれをもう1度挿入し、固形が見られない時はすでに体に吸収されているとみなし重ねて再投与せず、熱の下がり具合や症状などの様子を見て、追加投与を判断するようにしましょう。 |
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