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| 科の特徴 |
| 診療内容 |
【どんな治療ですか?】
がんの骨転移による骨の痛みを和らげるための注射のお薬で、腕などの静脈より少量(約3ml)を注射します。この薬の中には骨(とくに転移部位)に集まり、留まるように命令がかかっていて、ベータ線という放射線を出して痛みをコントロールしていきます。
このお薬で痛みがやわらげるのは50~80%の患者さんとされています。すぐ効きめのある薬ではなく、効果が現れるまでに1~2週間かかります。また注射後3~5日後に一時的に痛みが強くなることがあります。
痛みを抑える効果は人によって違いはあるようですが、3~6ヶ月続くことが期待されます。
この薬の名前は、一般名を塩化ストロンチウム(89Sr)といい、商品名はメタストロン注といいます。
国内初の放射線を使った内用療法剤で、新たな疼痛緩和治療の選択肢として当院では平成20年7月より、実施基準を整えて治療開始いたしております。
【治療ができる基準は?】
最終的な本治療法決定には当院の放射線治療医による診察が必要となります。
【どのような副作用がありますか?】
【治療日数はどのぐらい?】
治療自体は注射を1回打つだけなので、1日来院していただくだけです。
治療決定するための放射線治療科への受診・血液検査・骨シンチグラフィ等を含めても通常は3日間以内の通院にて治療前まで行えます。
【治療費用はどのぐらい?】
約10万円です。(3割負担の患者様の場合)
【注射前に注意することは?】
注射前2週間はカルシウム剤の使用は控えてください。
【注射後に注意することは?】
骨の痛みが和らいでも以前のような活動をすると骨折するおそれがありますので、日常の活動に戻ることについては医師の指示にしたがってください。
女性の方は、2年間は避妊をしてください。また授乳中の場合は、1年間は中止してください。
【注射後にまわりの人に注意することは?】
この薬から出る放射線はベータ線といい、痛みを抑えるためエネルギーをもっていますが、体内では最大8mm程度の範囲にしか影響がありません。骨に取込まれた後は、骨から最大8mmですから、ほとんどからだの外に放射線は出ないことになります。
ただし、注射後1週間ぐらいは骨に着くまで体内を循環していて、尿や血液に残ります。
これらの取扱いに少し注意するだけで、ご家族や介護者のかたに影響が及ばないようにすることができます。
放射線治療科に受診した際に専門のスタッフより、注射後2日間と1週間の間の注意事項を口頭や文書にてわかりやすく説明させていただきます。ご家族や介護者の方もまじえて、お聞きいただくことでより一層のご理解や協力をいただけると思います。可能でしたら同伴いただくことをお勧めいたします。
【他の痛みに対する治療は?併用は可能?】
全身薬物療法「鎮痛剤(NSAID<モルヒネなど)、ホルモン製剤、抗がん剤」と外部より放射線を照射する放射線治療があります。これらの治療にはそれぞれの特徴や長所と短所があり、患者さんや病気の状態によって使い分けられます。主治医と放射線治療医が協力して患者様にとって最適な治療法の選択をアドバイスいたします。
| 診療統計 |
| 照射部位別治療件数 | |||
| 2005年 | 2006年 | 2007年 | |
| 脳 | 54 | 60 | 55 |
| 頭頚部 | 17 | 11 | 31 |
| 肺・縱隔 | 28 | 27 | 20 |
| 食道 | 8 | 6 | 12 |
| 乳腺 | 12 | 21 | 27 |
| 女性器 | 5 | 4 | 2 |
| 泌尿器 | 28 | 26 | 39 |
| 骨 | 25 | 42 | 42 |
| リンパ系 | 5 | 3 | 2 |
| その他 | 13 | 19 | 16 |
| 合計 | 195 | 219 | 246 |
| スタッフ紹介 |
| 名前 | 職名 | 出身校 | 取得年 | 資格 |
| 今井美智子 | 放射線治療科 部長 |
浜松医大 | H4 | 日本放射線腫瘍学会認定医 日本医学放射線学会専門医 日本がん治療認定医 |
| 認定施設 |