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くすりの話

第37話 子どもによる医薬品の誤飲事故に注意!


2015年2月/磐田市立総合病院 薬剤部

梅のつぼみがほころぶ季節となり、春の訪れが待ち遠しく感じます。

さて今回は、医薬品の誤飲防止についてのお話しです。
子どもによる医薬品の誤飲が増加傾向であり、場合によっては入院を要するような重篤な健康被害を生じることがあります。家庭における保管に対する注意点や対処方法について知っておくことが重要です。

医薬品の保管に関して

子どもの手の届かない、見えないところに保管しましょう

踏み台などの足場を使ったりして取り出してしまうケースも報告されています。
鍵のかかる場所に置く・取り出しにくい容器に入れるなどの複数の対策を講じましょう。

服用後はそのまま放置せず、元の安全な場所に片付けましょう

服用後に保管場所に戻し忘れたものを誤飲するケースもあります。
医薬品を出し入れする行為や飲む行為を子どもに見せないようにしましょう。

特にリスクの高い医薬品については、細心の注意を払いましょう

大人用の医薬品を誤飲する事故が目立ちます。特に向精神薬(催眠鎮静剤、抗不安剤、精神系作用剤など)、血糖降下剤、 気管支拡張剤、降圧剤は入院を要するような重篤な健康被害を生じる恐れがありますので厳重に管理しましょう。

誤飲事故が発生したときの対処

子どもの状態や薬の名称、飲んだ量を確認した上で、直ちに専門の医療機関に連絡し、必要に応じて 医療機関を受診しましょう。

相談機関

氏名・年齢・体重・性別・医薬品名等(商品名、会社名、用途)発生状況(摂取量、摂取経路、発生時刻)
患者の状態等を冷静に記録して相談すると、効果的に相談し的確な回答を受けることができます。
小児救急電話相談 お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されます ♯8000
中毒情報センター(中毒110番) 大阪(365日24時間 対応) 072-727-2499
つくば(365日9時00分~21時00分 対応) 029-852-9999
出典:消費者庁ホームページより
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