グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



平成25年1月

1月7日(月曜日)

AM9時30分~10時30分
ミニレクチャー:免疫不全者の感染症(内科 寺田)
指導医から一言:「患者さんの免疫不全のタイプは有力な疫学情報!皮膚バリアーの破綻、好中球減少、細胞性免疫不全、液性免疫不全に分けて起因菌を推定すべし」

1月8日(火曜日)

AM7時30分~8時00分
ケースブック抄読会 100 cases in general practice(担当:1年目研修医 後藤)
CASE14: Breathlessness
指導医から一言:「抑うつなどの心理的問題とCOPDの悪化の関係についてのケースでした。COPDの患者で聴取するearly inspiratory crackleについてもコメントしました」

1月9日(水曜日)

AM9時30分~10時00分
新患カンファレンス
ケース:83歳女性
主訴:腹痛、嘔吐、大腿の痛み(担当:1年目研修医 鈴木)
診断:閉鎖孔ヘルニアによる腸管壊死・穿孔
指導医から一言:「閉鎖孔ヘルニアの診断は難しいですね。イレウスが疑われる患者で腹部手術の既往がなく、痩せ型の高齢女性を診たら疑いましょう。 大腿内側の痛み、しびれ感の訴えがあればビンゴですね」「ちなみに1年目酒井研修医は、年齢、性別、主訴のみで一発診断してくれました。すばらしい!」
AM10時00分~10時30分
ミニレクチャー:維持輸液の必要カロリーの決め方と末梢点滴で必要エネルギーを確保する方法(内科 寺田)
指導医から一言:「ビーフリードとイントラファットを上手に使いましょう。でも、低張液を漫然と使っていると特に高齢者では医原性低ナトリウム血症を必ずおこしますよ」

1月11日(金曜日)

AM7時30分~8時00分
ERピットフォールカンファレンス(担当:1年目研修医 小笠原)
50歳男性
主訴:交通外傷(自転車で走行中に、右折してきた乗用車に引かれた)
診断:外傷性CPA:外傷性クモ膜下出血、脳挫傷、硬膜下出血、著明の脳浮腫
指導医から一言:「外傷性CPAの患者さんで、ACLSを行いながらJTECのサーベーを行っていくのは難しいでね。でもがんばりましょう!」
AM9時30分~10時30分
新患カンファレンス
ケース:84歳女性
主訴:黒色吐物の嘔吐、腹痛、下痢(担当:1年目研修医 山口)
診断:S状結腸捻転、壊死性腸炎
指導医から一言:「主訴に嘔吐、下痢があると、今の時期は安易に胃腸炎と診断してしまうと危険ですね。H&Pでしっかり嘔吐や下痢の詳細をつかむことが大切です。 ウイルス性胃腸炎の嘔吐、下痢とイレウスのそれとは違いますよね。また、症状が出る順番や経過も大切です」
AM10時30分~11時00分
ミニレクチャー:入院中発熱患者の診方(内科 寺田)
指導医から一言:「外来と入院患者では細菌感染症の起因菌が大きく異なります。また、非感染の原因では薬剤、静脈血栓症、偽痛風が結構多いですね」

1月15日(火曜日)

AM7時30分~8時00分
ケースブック抄読会 100 cases in general practice(担当:1年目研修医 酒井)
CASE11: Breathlessness
指導医から一言:「末期のCOPD患者への対応についてでした。”to cure sometimes, to relieve often, to comfort always”この言葉は心に響きます」

1月16日(水曜日)

AM9時30分~10時00分
ミニレクチャー:「発熱+発疹」患者の診方(内科 寺田)
指導医から一言:「予後不良な7つの原因(SMARTTT)を除外することから始めると安心。ウイルス疹と薬疹の鑑別は時に困難ですね “薬剤開始から3日以内の発疹は薬疹よりも感染を考える”というパールは使えます」

1月18日(金曜日)

AM7時30分~8時00分
ERピットフォールカンファレンス(担当:1年目研修医 小笠原)
88歳男性
主訴:腹痛、嘔吐
診断:上腸間膜動脈塞栓症
指導医から一言:「上腸間膜動脈塞栓症は心房細動を持つ患者で突発性の強い腹痛かつ症状のわりに腹部所見が乏しい場合に疑いましょう」 「ノロウイルス感染など急性胃腸炎が流行っている今の時期に、安易に胃腸炎と診断してしまうと痛い目に会います。特に嘔吐のみ、 腹痛のみの場合は注意しましょう。自信を持ってウイルス性胃腸炎と言えるのは嘔気、嘔吐で発症し続いて大量の水様性下痢が出現した時だけです」
AM9時30分~10時30分
新患カンファレンス
ケース:33歳女性
主訴:動悸(担当:1年目研修医 酒井)
診断:バセドウ病
指導医から一言:「甲状腺機能亢進症による洞性頻脈でした。このケースのように発作性の動悸を訴えることもあるんですね」 「話は変わりますが、高齢者で初発のAfを診たら、一度はTSHをチェックしましょう」
AM10時30分~11時00分
ミニレクチャー:低ナトリウム血症の診断(内科 寺田)
指導医から一言:「低ナトリウム血症の診断アルゴリズムにおいて、身体診察で体液量を評価するところが難しいですね」 「臨床では体液減少性とSIADHの鑑別が難しいことがあります。近位尿細管の機能をFENa, FEUA, FEUN, u-Naを使って総合的に評価することが大切です」

1月21日(月曜日)

AM9時30分~10時30分
新患カンファレンス
ケース:62歳男性
主訴:突発性の背部通(担当:1年目研修医 酒井)
診断:スタンフォードB大動脈解離
指導医から一言:「典型例でした。大動脈解離は発症のバリエーションが多く、ERで見逃しが多い怖い疾患です。 片麻痺などの神経症状、一過性意識障害、対麻痺+膀胱直腸症状、腹痛、四肢動脈閉塞、下壁梗塞・右室梗塞などのパターンを復習しました」
AM10時30分~11時00分
ミニレクチャー:向精神薬の使い方(内科 寺田)
指導医から一言:「幻覚、妄想、精神運動興奮に対する向精神薬(リスパダール、セレネース、ヒルナミン)の使い分けを確認しました」

1月22日(火曜日)

AM7時30分~8時00分
ケースブック抄読会 100 cases in general practice(担当:1年目研修医 酒井)
CASE16: Brown tongue
指導医から一言:「black hairy tongueという病態を初めて知りました。原因は不明ですが、口腔内の不潔や喫煙と関係し、 抗菌薬使用が誘因となるようです。治療にパイナップルスライスを使用するとのことです」

1月23日(水曜日)

AM9時30分~10時00分
ミニレクチャー:低ナトリウム血症の治療(内科 寺田)
指導医から一言:「ケイレンや昏睡には3%高張食塩水の静注で対応し、症状が軽減したらその後は、とにかくゆっくり補正が原則!CPMは恐ろしいよ」 「体液減少性低ナトリウム血症では、生食の輸液で有効血漿量が回復するとADH分泌がストップし低張尿が大量に出て、血清Naが急激に上昇することがあるので、 特に注意が必要です。こまめにNa濃度をモニターすることが大切!」

1月25日(金曜日)

AM7時30分~8時00分
ERピットフォールカンファレンス(担当:1年目研修医 小笠原)
Case1 46歳女性
主訴:腹痛
診断:臍ヘルニア
指導医から一言:「腹部CTで診断がつきました。著明な肥満があるブラジル人女性で、腹壁の腫瘤が触れにくかったようです」
Case2 92歳男性
主訴:異常行動、意識障害
診断:慢性硬膜下血腫
指導医から一言:「2ヶ月前に頭部外傷の既往があり、その後認知症、意識レベルの低下、寝たきりといった経過をとりました。 ER受診時麻痺ははっきりしませんでしたが、瞳孔不同を認めました。典型的なケースですが、鈎ヘルニアを起こしかけているようですので見逃しは許されません。 治療可能な比較的急性の認知症について復習しました」
AM9時30分~10時30分
新患カンファレンス
ケース:45歳男性
主訴:持続する悪心・嘔吐(担当:1年目研修医 山口)
診断:急性心筋梗塞(下壁梗塞)、心室中隔穿孔(VSP)、心原生ショック、糖尿病(未治療)
指導医から一言:「急性心筋梗塞の急性期合併症で特に緊急性が高いVSPのケースでした。自覚症状は悪心・嘔吐のみで、胸痛を認めずさらに徒歩来院でした。 いわゆる糖尿病患者にみられる無痛性心筋梗塞で消化器症状を呈することが多い下壁梗塞のケースと考えられます。 また来院時高血糖(>500)と代謝性アシドーシスも認め、糖尿病性ケトアシドーシスによる悪心・嘔吐と考えてもいいようなケースでした。 診断の決め手は勿論ECGでしたが、3Lで聴取した大きな前収縮期雑音はVSPを合併する(乳頭筋断裂の可能性もありますが)AMIを疑うきっかけになりました。 いろんな意味でとても勉強になるケースでした」

1月29日(火曜日)

AM7時30分~8時00分
ケースブック抄読会 100 cases in general practice(担当:1年目研修医 三輪)
CASE16: Cervical smear request
指導医から一言:「日常診療において医学的に推奨されていない検査や治療を患者さんから強く要求されることがしばしばあります。 このような状況に我々医師はどのように対応したらいいでしょうか?難しい問題です。このことについて、EBMの限界、 患者と医師の感情といった側面からみんなで議論しました。また、LEARNアプローチについても簡単に触れました」

1月30日(水曜日)

AM9時30分~10時00分
ミニレクチャー:低カリウム血症(内科 寺田)
指導医から一言:「肺炎、心不全治療中に低カリウム血症によると思われる心室性頻拍を呈した患者さんがいたので、皆で復習しました」