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道しるべ Vol.60

院内防災訓練を行いました。院内患者様の安全な避難や大規模災害時における被災者の受け入れなど、いざという時のために、日頃から防災意識を持つことは重要です。 当院でも12月7日(日曜日)に院内で防災訓練が行われました。職員は、トリアージ訓練、情報伝達訓練などの手順を確認しながら、本番さながらの緊迫した訓練を行いました。


尿路結石症について

泌尿器科 加藤大貴(かとう たいき)
尿路結石(腎結石、尿管結石)の多くは、突然襲う脇腹〜下腹部にかけての強烈な痛みで発症し、七転八倒しながら慌てて病院に駆け込み診断されます。 また血尿がきっかけで診断される場合もあります。日本では1965年から10年ごとに全国疫学調査が行われており、最新の2005年のデータによると、男性で7人に1人、女性で15人に1人が一生に一度は尿路結石に罹患することになります。これは1965年の調査時の約3倍であり、近年の急速な患者数の増加は食事や生活様式の欧米化によるところが 大きいと言われています。尿路結石の患者さんの生活習慣には、運動不足、肥満、動物性タンパク質摂取の過剰、野菜・穀物摂取量減少、甘味料摂取過剰(清涼飲料水など)、夕食中心の食生活、夕食から就寝までの時間が短い(4時間以内)といった特徴があります。また尿路結石の患者さんには、生活習慣病にもかかっている方が多く、特に男性尿管結石患者の43%に肥満がみられ、肥満を伴う場合には高い頻度で高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病を合併していることが分かっています。

体外衝撃波結石破砕装置

治療方法についてですが、尿路結石は大きさや位置にもよりますが多くは自然排石します。自然排石が困難と判断される場合に外科的治療を行います。 体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)または細径内視鏡による結石破砕術により治療を行います。いずれの方法も、体にメスを入れず、より体への負担が少ない治療法で、 当院ではESWLを年間約100例、内視鏡による手術を年間約80人行っています。
また尿路結石は非常に再発しやすい病気で、2人に1人が5年以内に再発します。再発予防には尿量を増やすことが有用で、1日2リットルを目安に水またはお茶(麦茶、ほうじ茶など)での水分補給が勧められます。清涼飲料水やビールなどアルコール類は逆に尿路結石症のリスクとなるので控えましょう。

カロリーや脂肪の摂取を控えバランスの良い食事をする、適度に運動を行い肥満を解消することは尿路結石だけでなく、生活習慣病の予防にも効果が期待できると考えられます。1日も早く生活習慣の改善に取り組み、それを継続することが大切です。

薬剤師が薬について教えます。

薬の形

薬には様々な症状に対応できるように、飲み薬や注射薬などいろいろな形があります。
錠剤・カプセル剤主に胃で溶けて腸で吸入されます。飲みやすく持ち運びが便利なことから最も多く使われています。
粉薬錠剤やカプセル剤が大きくて飲みにくい場合に適しており、症状や年齢に合わせて分量を調節しやすい利点があります。
シロップ・ドライシロップ甘くて飲みやすく子供用などに良く使われています。
坐薬肛門から挿入するお薬です。薬の成分が直腸より吸収されるため効果が早く現れ、胃腸障害を起こしにくい利点があります。 口から飲むことが難しい場合に適しています。
貼り薬シップ剤やテープ剤などで、成分を皮膚から吸収させるお薬です。最近では、痛み止めや心臓の薬だけでなく認知症やパーキンソン病の薬もあります。
塗り薬軟膏やクリームなどです。痛み止めなどはしっかりすり込むように塗り、ステロイドなどは表面に薄く塗るなど用途によって塗り方が変わります。
点眼薬目薬のことです。薬の容器は絶対に眼につかないようにしましょう。量は1滴で充分です。2種類以上さすときは、5分程度間隔をあけて使いましょう。
吸入薬薬を口から吸い込んで用います。気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などに使用します。
注射薬糖尿病のときに使われるインスリンや成長ホルモンなどがあります。自己注射といって自宅でできる薬もあります。

薬は正しく使いましょう

用法・用量を守りましょう
守らないと効果が現れにくくなったり、副作用が出たりすることがあります。

使用期限に注意しましょう
処方薬(病院や医院の医師の診察による薬)は患者さんの体調や症状にあわせて医師が処方しているため日数以内で使い切るのが原則です。

他の容器に入れ替えないようにしましょう
遮光や防湿などその薬の性質に応じた加工がしてあることがあります。パッケージから取り出してバラバラにしたり、別の瓶に入れ替えたりすることはやめましょう。

自分勝手な判断をしないようにしましょう
処方薬については、同じような症状だからと使用したり、他の人に勧めたりしてはいけません。絶対にやめましょう。

薬の飲み方

服用時間について
食前、食後、寝る前など決められた服用時間を守りましょう。骨粗しょう症の薬のように起床時に服用したり、糖尿病の薬のように食直前に服用したりすることもあります。

  • 食前とは食事の20~30分前のこと
  • 食間とは食事と食事の間のこと(食事の最中ではありません)
  • 食後とは食事が終わって20~30分までのこと

何で飲みますか?
薬はコップ一杯程度の水またはぬるま湯で服用するように作られています。水なしで飲むと溶けにくくなったり、 食道に引っかかり潰瘍を起こす危険性もあります。気管から肺に入り肺炎を起こした例もあります。最近では、少量の水分で解けやすい口腔内崩壊錠(OD錠)なども増えてきています。水以外のコーラ、牛乳、グレープフルーツジュースなどには薬に影響を与える可能性もあるので注意しましょう。水分制限などがある場合は、ご相談下さい。
お子様が薬を飲む場合に気をつけたいこと
お子様は、薬に対する反応も年齢や体重などによって異なり、薬の影響を受けやすい傾向にあります。
急な発熱などでも、大人用の薬の量を減らして飲ませることなどはしてはいけません。必ず、医師・薬剤師に相談しましょう。

薬の飲ませ方

乳児期
ミルクに混ぜて飲ませるのはやめましょう。飲み残すこともありますし、味が変わりミルク嫌いの原因となる場合もあります。 授乳後では満腹で飲めないこともありますので授乳直前に服用させることも良いでしょう。
シロップ剤は乳首の中に入れて吸わせるか、スポイトなどで舌の上にのせ飲ませます。粉薬は少量の水かぬるま湯で練って泥状にし、上あごにこすりつけ水やぬるま湯などを飲ませます。

幼児期
薬に対する抵抗感があり飲ませることが難しい時期です。まず、保護者の方が薬をのむ必要性を理解し、病気を治すために薬を飲まなければならないことをお子さんにあった方法でわかりやすく 説明することが大切です。上手に飲めたらしっかりほめてあげましょう。
お薬について判らないことや不安に感じることなどがあった場合は、薬剤師に相談して下さい。薬の専門家としてお答えしていきたいと思います。

病気や怪我をしてすぐ 急性期のリハビリテーションで「お大事に」

みなさんは、病気になったら「お大事に」と言われることがあるかもしれません。「お大事に」はとっても良い表現ですが、 「大事にする」と「良くなるまでじっくり寝る」とは、現代の医学では同じとは言えません。
病気になって、良くなるまでじっくり寝てしまうと、体力が低下して動けなくなってしまいます。体力の低下は、若い方でも生じますが、ご高齢であればより一層生じます。

点滴治療等をしながら、測定機器を使用してリハビリを行っている場面

とは言っても…
病状によって、ある程度良くなるまで休まなければならないこともあります。病気の治療が第一で、辛い症状の中たくさん動くことは厳しいことです。 そこで、少しずつ「体を起こす」「座る」「食べる」「歩く」などの動作を行っていきます。また、症状を的確に把握するため、血圧や心電図・酸素濃度等を測定しながら、 動いていくのが急性期のリハビリテーションの特徴とも言えます。

当院主催の講演会などのイベント情報

平成27年1月から平成27年4月までに開催される講演会などのイベントをお知らせします。
※テーマ、日程等は変更になる場合があります。

1.第7回市民公開講座

日程内容
4月25日(土曜日)テーマ:「乳がん」
時間:13時30分~16時00分
場所:アミューズ豊田 / 電話:地域医療連携室 0538(38)5545

2.やさしい健康教室

日程内容
1月20日(火曜日)テーマ:がんの病理診断
時間:14時00分~15時00分
2月13日(金曜日)テーマ:頻尿について
時間:15時00分~16時00分
3月10日(火曜日)テーマ:発達障害児の支援
時間:15時00分~16時00分
お問い合わせ場所:各回とも当院2階講堂 / 電話:健診センター 0538(38)5031

ロコモ(ロコモティブシンドローム)の予防

ロコモとは?

骨、関節、筋肉などの運動器の働きが衰え、移動機能(歩行)が低下し、要介護になる危険の高い状態

ロコモ予防とは?

健康寿命を延ばし、生活の質(QOL)を維持・向上させること

※健康寿命とは健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間
 男性:71.19歳(平均寿命80.21歳)、女性:74.21歳(平均寿命86.61歳)厚生労働省2013年公表

健康で自立した生活のために、今すぐ毎日の運動習慣をつけましょう

ロコモトレーニング

1.片脚立ち(バランス・脚の筋力強化)

左右1分間ずつ、1日3回行いましょう

※支えが必要な方…机に両手をつきます

2.スクワット(脚の筋力強化)

深呼吸しながら5~6回を1日3回行いましょう

※スクワットができない方…椅子に腰掛けて膝を伸ばします10回を1日3回行いましょう

※痛みのある人、なんらかの治療を受けている人は、医師に相談のうえ行ってください。