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道しるべ Vol.57

中学生職業体験が行われました。医師や看護師などの職業への理解を深めてもらうとともに、当院のことを知ってもらうため、毎年、市内中学生の職業体験を受け入れています。今年は市内6中学校の職業体験が実施され、病棟見学、患者体験や医師との回診などを行いました。


糖尿病は、どんな病気?~健康的な生活を送るために~



糖尿病・内分泌内科 川合弘太郎(かわい こうたろう)
糖尿病とは、血糖値の高い状態(高血糖)が続くことで様々な合併症が生じてしまう病気です。 その原因の多くは食べすぎ、太りすぎ、運動不足など、長い間の生活の乱れと言われています。糖尿病であっても、血糖値が少し高いだけでは、症状がほとんどないのが普通です。 しかし、その間にも、少しずつ体の血管や神経にダメージがたまっていきます。その結果、体のあらゆる部分に張り巡らされている血管の動脈硬化や神経障害が進み、 発症から数年~数十年して様々な障害が起きてきます。これが糖尿病の合併症です。
糖尿病の合併症には、網膜症(失明の原因)、腎症(透析導入の原因)、神経障害(足壊疽の原因)、大血管障害(心筋梗塞・脳梗塞の原因)などがあります。 これらの合併症は気づかないうちに進み、一度進行してしまうとなかなか元の状態に戻せません。糖尿病の本当の恐ろしさは、この合併症にあると言ってよいでしょう。 糖尿病を「治す」ことは、今のところできませんが、合併症が現れるのを防ぐことはできます。糖尿病という病気になっていても、合併症の症状が現れなければ、 健康な人と変わらない生活ができます。
つまり、糖尿病の治療目標は、合併症に悩まされず、健やかな人生を送ることです。このことを、糖尿病をコントロールするといいます。 そのためには、良好な血糖を維持することが不可欠なのです。
糖尿病になったからといって、決して悲観することはありません。正しく治療すれば、健康な人と変わりのない生活が送れます。 その治療とは何も特別なものではなく、「健康的な生活」そのものです。糖尿病患者さんだけ特別に「やらされている」ものではなく、 糖尿病ではない人もぜひ実践していただきたい普通の「健康的な生活」なのです。糖尿病を上手くコントロールしている人は、誰かに促されてこういった生活を行っているのではなく、 自ら「健康的な生活」を楽しみながら取り入れている人が多いのです。
糖尿病・内分泌内科では、食事指導、フットケア指導、糖尿病教室などを行い、糖尿病患者さんにこういった「健康的な生活」を無理なく行っていけるお手伝いになるような 活動を行っております。また、当院にある様々な検査機器を使いながら合併症の早期発見・治療も行っております。 今後も磐田地区において糖尿病合併症で困ってしまう患者さんをできるだけ減らしていけるよう積極的に活動をしていきたいと思います。

臨床検査を紹介します

【診断や治療に役立つ臨床検査】
臨床検査技術科技師長 清水憲雄
臨床検査は、疾病の診断、治療法の決定、経過の観察などを判断する上で重要な指標となっています。 当臨床検査技術科では、診断・治療が効果的かつ効率的に行われるよう迅速な検査報告につとめ、診療に役立つ検査情報提供を行うとともに採算性の高い検査部門運営を目指しています。
業務内容は、血液、尿等を対象とした検体検査、安全な輸血のために製剤管理や適合血選定を行う輸血検査、細菌疾患の原因菌の検出と院内感染防止の役割を担う細菌検査、 身体そのものを対象とする心電図、脳波、筋電図、呼吸機能、超音波などの生理機能検査、組織・細胞を対象とし疾病の最終診断を行う病理検査があり、検査システム、 検査機器の保守点検、整備、精度管理を確実に行い、処理能力の維持と機器のバックアップ体制を確保することによって、24時間365日、 救命救急や診察前検査にも対応できる「止まらない検査室」を実現しています。
現代の医学の進歩は目覚ましく、常に最新の高度な知識や技術を身につけておかねばなりません。学会が行う認定試験にも積極的にチャレンジして、 多数の認定技師が専門知識を生かして検査を行っています。
また、当院臨床検査科独自の取り組みとして、診療を円滑にするための朝7時30分からの外来採血、病院スタッフへ検査に関する情報を提供する活動、 接遇を改善する活動や研修医への超音波検査研修、病棟での採血管管理などがあります。
臨床検査技師は診療の前面に出ることはあまりありませんが、縁の下の力持ちとして、積極的なチーム医療への参加に努め、地域医療の発展に貢献していきたいと考えています。

検体検査

外来から依頼される検査の約80%は診察前検査で、採血された血液や提出された尿は写真のように測定機にかけられ、1時間以内に結果が報告されます。当院の検体検査室は、日本臨床衛生検査技師会精度保障施設認証を取得しています。

輸血検査

血液型検査をはじめとして、輸血のための検査を行っています。他に、血液製剤の購入、保管や輸血した患者様のデータ管理なども行っています。病院全体の輸血業務に関する窓口です。

細菌検査

細菌のコロニー(集落)

痰や尿、便などを、培地に塗布し(左写真)1日~2日間37℃で培養します。すると細菌が発育してくる(右写真)ので、 その細菌が病原性のある細菌なのか?どんなお薬が効くのか?ということを調べています。

病理検査

採取された痰や体液を顕微鏡で観察し、異常細胞の有無を調べます。 悪性になると、細胞の色や形が変わってきます。

正常細胞

悪性細胞

超音波検査

人体に無害な超音波という人には聞くことのできない音を体にあてて、体内の病気を調べる検査です。

正常

肝臓の腫瘍

心電図検査

心臓の動きを電気的な波形として記録し、心臓の状況を把握します。
矢印の部分が基準の線(ピンク色)から上に離れてしまっています。

花粉症 ・ アレルギー性鼻炎について



耳鼻いんこう科 林理佐子(はやし りさこ)
私たちの体は外部の細菌やウイルスなどの異物が体内に入ってこようとすると、免疫反応を起こしてそれをブロックします。 この免疫反応によって体が細菌やウイルスに感染することなく暮らしていけるわけですが、体にとってはホコリの粒子や植物の花粉なども細菌やウイルスと同じ異物なのです。 細菌やウイルスと異なり、ホコリの粒子や植物の花粉は皮膚や粘膜に付着するだけで体内に侵入してくることはありません。しかし、それらを外敵とみなし過剰に体が反応して、 逆に私たちの体に不利に作用してしまう場合をアレルギーといいます。体の過剰な反応によって鼻に炎症を起こせばアレルギー性鼻炎となり、 目に炎症を起こせばアレルギー性結膜炎となります。
原因となる異物が花粉の場合は花粉症といいますが、一般的には3月から6月頃にかけて流行するスギ、ヒノキの花粉に対するアレルギー性鼻炎、 アレルギー性結膜炎のことを花粉症といっています。アレルギー反応を起こす花粉はスギ、ヒノキ以外にもたくさんの種類があります。 夏のイネ科植物、秋のブタクサ、ヨモギなどでも鼻炎、結膜炎症状を起こす人がいます。
アレルギー性鼻炎に対する治療は、薬物療法が基本となります。アレルギー反応を抑えるように抗アレルギー剤、ステロイド剤などがあります。 ステロイド剤は内服によりアレルギー反応を強く抑制しますが、長期間服用すると様々な副作用を生じてきます。そのため、 アレルギー性鼻炎ではステロイド剤は主に点鼻薬として使用します。ステロイド剤の点鼻薬は全身への作用が少なく、内服とは異なり長期間使用することが可能です。 薬物療法がどうしても効果がない場合は鼻粘膜をレーザーで焼灼したり、鼻粘膜の一部を切除してしまう手術があります。しかし、 薬による治療も手術による治療も患者さん自身のアレルギー体質を変えるわけではなく、あくまでも症状を抑える治療です。 アレルギー性鼻炎がつらいからといってすぐに手術を考えるのではなく、まずはお近くの耳鼻科医院に受診して内服薬、点鼻薬などについて相談して下さい。
また、ひとたびアレルギー症状がひどくなると、症状を押さえ込むために強い薬が必要となってしまいます。症状をできるだけ最小限にするためには薬による治療だけではなく、 アレルギー症状を起こす原因物質を自分で把握し、できるだけ体に近づけさせないようにすることが大切です。

※受診には紹介状が必要です。

当院主催の講演会などのイベント情報

平成26年1月から平成26年4月までに開催される講演会などのイベントをお知らせします。
※テーマ、日程等は変更になる場合があります。

1.第5回市民公開講座

日程内容
4月26日(土曜日)テーマ:がん治療中のつらい症状を和らげる緩和ケア
時間:13時30分~16時00分
場所:アミューズ豊田 / 電話:地域医療連携室 0538(38)5545

2.やさしい健康教室

日程内容
1月17日(金曜日)  テーマ:うつ病について
時間:15時00分~16時00分
2月13日(木曜日)テーマ:前立腺がんの放射線治療
時間:15時00分~16時00分
3月14日(金曜日)テーマ:耳鼻咽喉科疾患の自宅対応と来院のサイン
時間:15時00分~16時00分
[ お問い合わせ ]場所:各回とも当院2階講堂 / 電話:健診センター 0538(38)5031

糖尿病の方へ(野菜たっぷりレシピ)

ご飯 / 鶏肉のから揚げ風 / ひじきのサラダ
豆腐のきのこあんかけ / フルーツ

エネルギー:624Kcal
たんぱく質:26.9g
脂質:12.1g
塩分:3.2g

<ポイント>
1日決められた油を上手に利用することで料理の幅が広がります。スプレー式のボトルがあるとまんべんなく油をひくことができ便利です。

鶏肉のから揚げ風

鶏もも肉…60g
サラダ油…小さじ1
【下味】
しょうが汁…小さじ1
醤油…………小さじ1
片栗粉………小さじ2
【付け合わせ】
ミニトマト……2ケ
ブロッコリー…20g
レタス…………適宜
鶏肉のから揚げ風の作り方
  1. 鶏肉は1口大に切り下味の材料を加えてもみ込むように混ぜ30分ほどおいてなじませる。
  2. (1)をざるにあけ汁をきり、キッチンペーパーで軽く水けをふき取る。
  3. 片栗粉をビニール袋に入れ、(2)の鶏肉を入れて片栗粉をまんべんなくつける。
  4. オーブンの鉄板にクッキングシートを敷き、(3)の鶏肉の余分な粉を落とし並べる。
  5. サラダ油を霧吹きに入れ(4)の鶏肉にまんべんなくスプレーしてから200度のオーブンで約10分焼く。
  6. 器に盛り、レタス・ミニトマトを添える。

ひじきのサラダ

ひじき…5g
もやし…50g
胡瓜……1/3本
梅干し…1/2個
ごま……少々
ポン酢…10cc
ひじきのサラダの作り方
  1. ひじきは水にもどしておく。
  2. ひじき・もやしを茹で水をきっておく。
  3. 胡瓜はせん切りにし、ボウルに入れ(2)を入れてポン酢とあわせる。
  4. 器に盛り付けちぎった梅干しとごまをふる。

豆腐のきのこあんかけ

絹豆腐…70g
きのこ…100g
ねぎ……少々
だし汁…100cc
みりん…小さじ1
醤油……小さじ1
豆腐ときのこあんかけの作り方
  1. しめじは小房に分け・エリンギ・えのき・椎茸などせん切りにする。
  2. 鍋にだし汁をいれ煮立ったら①のきのこを入れる。
  3. みりん、醤油で味を調え豆腐を加え仕上げに小口ねぎを盛りつける。

フルーツ

りんご…1/4個
糖尿病のコントロールは食事だけではありません。無理なく続けられる運動習慣が大切です!