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道しるべ Vol.52

磐田市立総合病院に最新鋭の高度放射線治療システム「ノバリスTX」を2台備えた外来東館が完成しました。


外来東館(腫瘍センター)がオープンします



副病院長 飛田規 (とびた ただす)
当院は「地域医療支援病院」に指定され、中東遠地域の中核病院として機能していますが、平成22年度には「がん診療連携拠点病院」の指定も受けています。我が国の死因の第一位は、がんであり、がんと向き合って暮らしている患者様も多くいらっしゃいます。「がん診療連携拠点病院」には、地域で切れ目のないがん診療を行ない、がんと向き合う患者様やそのご家族を総合的に支援するための拠点として働くことが、「がん診療対策基本法」によって求められています。この責務を果たすために、昨年春より建設を始めていた「外来東館」が、この春にオープンします。
磐田市の属する「中東遠二次医療圏」は、静岡県の中でも人口あたりの医師数が少なく、医療の逼迫している地域です。当院には地域の患者様が集中しているため、手狭になった外来診療スペースを拡げることが望まれていました。また、がん治療の患者様も年々増加し、がんの手術件数は平成19年度の335件から21年度は430件に、放射線治療を受けた方は19年度の200名から22年度は307名に増加しています。外来での抗がん剤治療(外来化学療法)も20年度の2,239名から、22年度には3,464名と急速に増加しています。このような状況で、がん診療拠点病院として十分な機能を果たすために建てられたのが、「外来東館」です。

【外来東館の内部は?】
平成23年4月より工事を開始した外来東館は、本館東側に隣接した鉄筋コンクリート2階建ての建物で、1・2階とも本館東側と渡り廊下でつながっています。
1階北側は(放射線治療エリア)で、「放射線治療科外来」があります。ここには、ねらったところに集中して放射線を照射することができる最新鋭の高性能放射線治療装置が2台導入されます。また、前立腺がん小線源治療器を置き、前立腺がん治療の強い味方となってくれます。このエリアにある広い待合室は「患者サロン」として、図書を設置するとともに、憩いの場を提供いたします。
1階南側は、(呼吸器疾患の外来診療エリア)で、「呼吸器内科外来」、「呼吸器外科外来」があります。本館小児科と隣接しているので、1階の渡り廊下には、「感染症小児用待合室」ができます。
2階北側は、(女性科診療エリア)で、「産婦人科外来」と「乳腺外科外来」があります。二階南側には、25名が同時に点滴できる「外来化学療法室」があります。その周囲は(総合的がん診療支援エリア)として、「緩和医療科外来」と「精神科外来」、そして「相談支援室」があります。「相談支援室」は、患者様への、さまざまなサポートをするために設置されています。ぜひご利用下さい。
平成24年3月以降、順次オープンし、6月までには、「中東遠地域におけるがんの集学的治療の診療拠点」として全館の運用が開始されます。院内のご案内には十分注意致しますが、分からないことがありましたら、職員にお尋ね下さい。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

病院の退院支援とは



退院支援看護師 馬渕弥生 (まぶち やよい)
健康な時は、どこでどう暮らしたいのかなど、あまりにも当たり前すぎてなかなか考えないものですね。しかし、ひとたび入院の経験を持つと健康のありがたさ、家族の大切さ、地域の人々との繋がりの深さが見えてくるのではないでしょうか。今回、「地域」をキーワードに今、医療・看護で何が起こっているのか、退院支援の立場で市民の皆様にわかりやすくお話しをさせていただきます。 6年ほど前から、「地域」という枠組みで開業医の先生と病院、また地域の訪問看護の看護師、病院の看護師、包括支援センター、ケアマネージャーなどとの連携を深めることで、患者様の生活の質の向上をめざし、切れ目のない医療・看護・介護サービスを提供する医療制度の改革が行われてきました。その中で、医療機関同士や地域の医療・看護の間で機能を分担することによって、効率的なサービスが提供できるようになりました。聴きなれない言葉かもしれませんが、「地域包括ケア」といわれるシステムです。具体的に言いますと、
  1. 急性期から回復期、慢性期を経て自宅へもどる
  2. 自宅へもどれない場合は、それぞれの生活や患者様の病状にあわせた生活の場に移る
  3. 急性期病院=生活の場ではない
ということを明確にしました。治療が必要な方に必要な治療が受けられるよう、切れ目のない効率的な医療を提供しながら、病院完結型の医療から地域完結型の医療に、提供体制の転換を行うものです。
その中で地域完結型に最も必要なのは、かかりつけ医を持つことです。地域の中で、かかりつけ医に日々の体調を診ていただき、総合病院で治療が必要な場合に紹介状で当院に受診することをお勧めします。
㈰当院での治療が終了、または継続して診ていく必要がある場合は、地域のかかりつけ医に戻って診ていただく
㈪当院で手術を受けその後リハビリが必要という場合、リハビリを専門にしている病院に移る
というように各病院は、役割分担をするようになりました。看護については、磐田市に現在5か所の訪問看護ステーションがあります。往診の先生と地域の訪問看護師、ヘルパーの皆さんが自宅での患者様を支えています。
当院を退院する時には、必要があれば患者様、ご家族、ケアマネージャー、訪問看護師、ヘルパー、病院医師、病院看護師などが集まり退院に向けての話し合いの場を持ち、そこで退院後の心配なことや、知っていただきたいことを説明したり、質問を受けたりしています。これが切れ目のない医療・看護・介護ということになります。
退院支援看護師として、本来の患者様の生活の場である自宅に帰ってきてよかったと思っていただけるよう、地域の医療・看護・介護と協力をしながら、急性期病院の立場で連携をとっていきます。その連携には、患者様とそのご家族が日頃どのように考え、どのように生活されているのかが最も大切と考えています。病気が治った後、また病気とともに生活する場はどこにしたいのか、患者様の主体的な思いを形にし、変わらない生活が続けられるよう支援をさせていただきます。

変化に対応できる力を



研修医 丹羽弘喜(にわ ひろき)
はじめまして、丹羽弘喜と申します。昨年4月から磐田市立総合病院で研修医として働いております。私は一度別の大学を卒業し、システムエンジニアとして数年間会社勤めをしておりましたが、医師を目指して会社を退職し医学部に学士編入し、ようやく医師となりました。少し遠回りした道のりでしたが、医師として患者様のために働くことができ嬉しく感じています。当院で研修を始め早くも一年が経とうとしていますが、毎日先輩の先生方やコメディカルの方々の指導の下、少しずつですが医師として必要な知識や技術を身につけています。
私は前職がシステムエンジニアだったこともありITに興味があるのですが、当院では今年1月から電子カルテが導入されました。まだまだ使い方や運用面で戸惑うことも多いですが、徐々にその便利さを実感してきています。院内で端末があればどこでも患者様の状態を把握し必要な指示を出せるので効率よく仕事ができるようになりました。また、今までの紙カルテでは医師は医師用ページに、看護師は看護師用のページにカルテ記載していましたが、電子カルテになって全員の記載が同じ画面で見られるようになり、スタッフ全員で患者様を見ている一体感が感じられるようになったと思います。大変便利な電子カルテですが、パソコン画面に向かいっぱなしにならないよう、出来るだけ直接患者様を診察する時間をとるように心がけています。今回の電子カルテ導入で感じたのが、新しい技術の導入によって医療が大きく変化するということです。今後も技術の進歩や制度の変化とともに医療がさらに大きく変化していくことが予想されます。医療をとりまく環境が変化しても、柔軟に対応できるように今のうちに基礎となる知識や技術をしっかりと身につけていきたいと思います。研修残り一年しかありませんが、一日一日を大切に良い医師になるよう努力していきたいです。

新生活のスタート



研修医 幸田敬悟(こうだ けいご)
平成23年4月から磐田市立総合病院で働いております、研修医の幸田敬悟です。高校卒業まで育った浜松・磐田の地を離れて、6年間金沢で大学生活を送り久しぶりに懐かしの故郷に戻ってきました。小学生の頃に1年間だけ住んでいた中泉の辺りをふらっとすると当時の記憶が鮮明に蘇ってきます。
さて社会人1年目ということで期待と不安いっぱいで始まった研修生活ですが、周りの皆様に助けられてお陰様で楽しく働かせていただいております。私たち研修医の仕事は主に入院患者様を上級医の先生と一緒に担当したり、救急外来の診療をしたり、健診をしたりといった内容です。
研修の制度上、1か月ごとに働く診療科がかわり病棟、上級医の先生も一緒に働くコメディカルの方も変わります。毎月上旬は仕事に慣れず、あたふたする日々が続きます。しかし1年が過ぎ、顔見知り方がどんどん増え、今では各病棟にこれまでお世話になってきたスタッフに、色々なところで出会えて嬉しい毎日です。
研修生活での目標は、医者としての成長はもちろんですが、いろいろな人とのコミュニケーションを大切にすることです。患者様、スタッフとこれからも積極的に関わっていこうと思っています。
まだ専門とする診療科は決めておらず、内科・小児科系に進もうと漠然と考えているところです。この2年間で多くの診療科をローテーションして、 将来専門としない診療科も広く勉強していきたいです。
特技は早寝早起きと寝起きの良さです。朝の回診や夜間に呼ばれた時のフットワークの軽さは今後も変わらず頑張っていこうと思います。
皆様がこれを読んでくださる頃、私は研修2年目を迎え、また新たに研修医の後輩が入ってきます。私自身がまだまだ未熟な部分は多々ありますが、自分たちが既に教わった事はどんどん伝えていこうと思っています。
これからもよろしくお願い致します。

研修医御挨拶/自己紹介



研修医 村松美由紀(むらまつ みゆき)
初めまして。昨年11月より磐田市立総合病院で研修させていただいております、村松と申します。研修医紹介ということで、今回皆様にご挨拶する運びとなりました。
11月から当院に異動して来まして数か月が過ぎ、やっと病院にもスタッフにも慣れてきましたが、まだまだ知識も経験も足りない未熟者です。患者様をはじめ指導医の先生方や医療スタッフの方々のお力を借りて、医師として何ができるかを考えながら、日々業務に励んでおります。
私の出身は神奈川県秦野市という比較的のどかなところです。中学・高校は横浜に通い、中学時代はバドミントン部、高校時代は合唱団に所属していました。大学は浜松医科大学の卒業です。大学時代はバレーボール部に所属しており、現在は草野球チームのマネージャー(時々は練習にも参加)をしています。
趣味は読書と歌です。読書はもっぱらフィクションの小説を好んで読んでいます。子供のころからの習慣もあり、学生時代は1日に2冊ペースということもありました。研修に入ってからはなかなか時間が取れませんが、いまは小説の代わりに医学書や論文を頑張って読んでいます。歌は、時折ひとりでカラオケに出かけるくらい好きです。POPSを歌うことが多いですが、以前ベートーベンの交響曲第九番『歓喜の歌』の合唱団に所属していたこともあり、合唱も好きです。また、食べることも飲むことも大好きですが、健康と仕事に支障がない範囲で楽しんでいます。
医療者としては、辛うじてタマゴからひよこになった程度です。ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、真摯な気持ちは人一倍持っているつもりです。皆様のつらい症状・不安な気持ちを少しでも和らげるお手伝いができたら、大変うれしく思います。静岡の医療に少しでもお役に立ちたいと思っておりますので、ご指導ご鞭撻、助言苦言励ましなど、どうぞよろしくお願い申し上げます。