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道しるべ Vol.47

病院内に展示されている絵をご紹介します。
「加菜ちゃんのヴァイオリン」求 正美様 寄贈


自己管理の勧め



循環器内科部長 松永正紀(まつなが まさき)
私たちの体は、1日1日、年を経るごとに加齢による変化…老化、動脈硬化をきたしていきます。高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などの生活習慣病や、喫煙、ストレス、いわゆるメタボ;メタボリックシンドロームなどは、動脈硬化をすすめる危険因子として知られています。最近はテレビ番組でもよく取り上げられていますが、多くの方の関心事だからと言えるでしょう。実際、日本人の死亡原因の第2、3位をしめる心疾患、脳血管疾患も生活習慣病、動脈硬化を基盤としたものが多く、誰でもこれらの病気にはなりたくないと思っていることでしょう。
最近は30歳代、40歳代とお若い方での心筋梗塞も増えています。こういったケースであっても昨日までは何ともなかったという方は少なくありません。しかしながら、健診では高コレステロール血症と言われていた、喫煙していた、メタボだった…と動脈硬化の土壌が十分出来上がっていたケースが多いのです。痛くもかゆくもないので、事は重大と思われにくいのですが、だからこそ重要なのです。心臓病・脳卒中など大病…大災害となる前に早めに予防対策を立てていく事が大切です。
今、この文章に目を通してくださっているあなたは、多少なりとも健康について気にされている方かと思います。または、不安をお持ちの方かもしれません。しかし、その気持ちを実際の体調管理に反映させているかというと…どうでしょうか?生活習慣病の早期発見、早期治療は重要ですから、健診もこれらをひろいあげるために行われています。せっかく早期に察知できたら、いいチャンスととらえて生活習慣の改善を目指さなければなりません。年々の体重増加に比例して血圧やコレステロール値が悪化していれば、いい時の体重に戻していくのがよいでしょう。まずは毎日、体重計にのりましょう。
実際、高血圧や高コレステロール血症の治療で、「お薬を始めましょう。」というと「一旦飲み始めたら、ずっと飲まなきゃならなくなるのでしょ?」と聞かれる方は一人や二人ではありません。そんな時は、「多くの方はそうです。これからも老化は進みますし、長年の生活習慣で芽が出てしまったものは、土壌…すなわち生活習慣を修正しなければよくなりません。しかし修正することによって薬の減量、中止に持ち込む事は可能ですよ。」とお答えしています。大災害を引き起こしたら、薬はもっと増やさざるをえないのです。
知る事は大切です。例えば血圧は測ってみなければわかりません。変動もします。毎日、家庭血圧を測定し記録に残す事で、減塩の効果、体重減量の効果、飲酒量の減量の効果、内服の効果などが見えてきます。生活習慣の改善によって安定してきた家庭血圧記録を見せていただくとこちらもうれしく思います。我々は狭心症・心筋梗塞に対してカテーテル治療も行っておりますが、より上流で食い止めたら、よりダメージが少ないわけですから、よりうれしく思うわけです。
自分の体と対話し、いたわってみようかな?と思っていただけたら幸いです。

子宮頸癌の予防ワクチン

産婦人科医師 村松慧子(むらまつ けいこ)

子宮頸癌ワクチンが接種可能となりました

それでは、どのような方がどんな方法で接種したらよいのでしょうか。
難しそうと思われる方も、下記の冒頭部分だけ読んでみて下さい。

  • 子宮癌には子宮体癌と子宮頸癌があり、子宮の出口付近にできるのが頸癌です。体癌に比べ発症年齢が20代後半から30代と若い傾向にあります。
  • 子宮頸癌の原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)は、性交渉で感染します。したがって、接種を勧めたいのは性交渉経験前の方、特に小学生(10歳以上)〜中・高校生等が中心となるでしょうか。
  • 保護者の方が正しい認識を持ち、お子様を将来の子宮頸癌から守るため接種を提案して下さい。
  • 接種期間は半年間。3回の通院で施行します。
  • 残念ながら現在の日本では公的補助が期待できない地域が多いため、自費接種で計5万円前後の負担となります。
  • 産婦人科、小児科の一部病院で接種できます。
  • 産婦人科とはいえ、性交渉の経験がない方には基本的に内診は致しません。問診票記入で接種可能です。
  • 性交渉の経験のある方、出産経験のある方等は既にHPVに感染している可能性がありますので、高額なワクチン接種よりも年1回の子宮癌検診を徹底することをお勧めしますが、接種の御希望があれば、一度産婦人科に御相談下さい。

子宮頸癌の原因はほぼ100%HPV感染と言われています。これは、性交渉によって感染し、女性の約8割が一度は感染したことがあるとされています。ただし、癌に至るのはその中の極一部の方です。
女性であれば子供を授かり・育てることは避け難く、HPVに感染しないようにすることは困難です。では、感染前に予防しましょうというのがこのワクチンです。しかしながら、一番接種を勧めたい小学生〜中・高校生への公的接種は日本では整っておらず、保護者の方に接種・受診を考慮していただくことをお願いします。半年間で3回の接種となりますが、1セット済めば免疫(6年程度までは持続の報告あり)がつき、インフルエンザワクチンのような頻回の打ち直しは必要ないとされています。
では、ワクチンを接種すれば絶対に子宮癌にならないかというと…日本で接種可能なワクチンは、多くあるHPVの中でも癌の原因となりやすい16型・18型をターゲットにしたもので、その型以外に感染してしまった場合は、発癌に至る可能性があります。従って、ワクチンを接種した方であっても、性交渉の経験があれば、1〜2年に1回の子宮癌検診をお勧めします。
そして性交渉の経験があるという方は、既に感染している可能性がありますので、ワクチンを打たずとも、年に1回の子宮癌検診を徹底し、発癌ウイルスに感染していたとしても、癌化の過程で早期発見できるように努めましょう。

研修生活を振り返って



研修医 木下尚子(きのした なおこ)
2年目初期研修医の木下と申します。磐田市立総合病院での研修生活もあっという間に1年以上が過ぎました。これまで各科で研修をさせていただきましたが、上級医の先生方、スタッフの皆さん、患者さんから数多くのことを学ばせていただき、大変充実した日々を送ることができています。
研修では疲れ果てたり、悔しい思いをすることもありますが、研修医仲間をはじめ、たくさんの方々に支えられ、頑張ることができています。
まだまだ道のりは長いですが、患者さんに信頼されるような一人前の医師を目指して、これからもがんばっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

よろしくおねがいします



研修医 神藤里枝(かんどう りえ)
この4月から1年目研修医として磐田市立総合病院で研修させていただいております。大学は県外でしたが出身は浜松で、卒後は地元に戻りたいという思いが強く、幸いにも当院で研修生活をスタートすることができました。時折耳にする遠州弁に懐かしさを感じながら、活気に満ちた当院で、充実した毎日を送っています。2ヶ月間の小児科研修から始まり、現在は産婦人科で研修させていただいています。右も左も分からず自分の無力さを実感することは多々あり、先生と呼ばれることにまだまだ違和感を感じる毎日です。不安と緊張の日々が続きますが、いつも温かく、そして時に厳しくご指導してくださる指導医の先生方、スタッフの方々に支えていただき、このような素晴らしい環境で研修させていただけることを大変有り難く、幸せに感じております。感謝の心を忘れず、少しでも早く、チーム医療の一員として自信を持って医療に貢献できるよう努力していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

研修がんばります



研修医 杉山将隆(すぎやま まさたか)
今年の4月より1年目の研修を磐田市立総合病院でさせていただいております、研修医の杉山将隆です。
まだ研修が始まってから時間はたっていないとはいえ、さまざまな患者様と接する機会に恵まれ、皆様のご協力のもとに沢山の経験を積ませていただきました。その経験を刺激に毎日学び続ける研修の日々を送っております。また豊富な知識と確固たる信念を持った医療スタッフにも助けられ、研修の内容はより充実したものとなっており、この地を研修の場所に選んでよかったと感じております。
患者様をはじめ皆様のおかげで磐田の地にてすばらしい研修生活を送れていることに感謝をしております。この恵まれた環境の中でしっかりと研修しつつも、少しでも磐田の医療に貢献できるよう努力を惜しまず頑張っていきたいと思います。

がんばります



研修医 堀田健介(ほった けんすけ)
こんにちは。研修医1年目の堀田と申します。研修が始まってからもう4カ月がたち、病院での仕事にもようやく慣れてきました。この4カ月の間、各科の先生方や看護師さんたちにはご迷惑ばかりかけていますが、日々少しずつ自分にできることが増えてきました。はじめは全ての事に対して恐る恐るやっていましたが、少しだけ自信を持ってできるようになってきました。しかし、今の自分にできるのはほんのわずかなことしかなく、まだまだ何もできないひよっこです。多くのことを一度に抱えすぎないで、まずは目の前のことに全力でぶつかっていき、一歩一歩成長していけるように頑張ります。
研修医の今だからこそ学べることはたくさんあると思います。10年後に立派な医者になっていられるように、そして患者さんのことを第一に考えることを忘れないように日々努力していきますのでよろしくお願いします。