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道しるべ Vol.22

病院の玄関先での明るいあいさつ・・・
病院のボランティアグループ「ほほえみ」のメンバーのみなさんです。
今日もエプロン姿での活動がスタートします。


病院経営状況について



事務局長 石岡慎三
平成10年5月6日に新病院を開院以来、地域の皆様に信頼される病院を目指し、職員一丸となって努力しているところであります。病院の運営状況についてお知らせします。

入院・外来患者数の推移(一日平均患者数)

入院・外来患者とも増加傾向となっています。平成13年度の入院患者については横這い傾向となっています。

市町村別患者数(平成12年度)

延べ498,605人の来院をいただきましたが、磐南地区の皆様が90%を占め、地域の病院として機能できたものと考えます。

医療機器の整備

最新の医療機器を含み、30億円を超える機器を整備し、その充実を図っています。

職員体制(平成14年3月1日現在)

正規職員は、医師59名、看護職282名、医療技術職(薬剤師・放射線技師・臨床検査技師・臨床工学技士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士・歯科衛生士・理療士・栄養士)84名、事務職27名、その他職員40名の計492名の体制となっています。それぞれの職種の職員が積極的に研修を進め、連携を図る中で良質な医療の提供に努めています。

なお、平成14年3月1日から法律が変わり、看護婦・看護士が統一名称として看護師となりました。

経営状況

平成12年度の決算は、事業収益が95億8,952万円、事業費用が105億5,632万円で、差し引き6億6,680万円の純損失を生じました。これについては、新病院建設に係る減価償却費(13億5,186万円)が主な要因ですが、平成11年度決算の純損失11億522万円と比較すると改善されています。

医療制度の改革が進められる中で、地域の中核病院として信頼される病院を目指し、安全で質の高い医療を提供すべく職員一同でベストを尽くしてまいりますので、地域の皆様やボランティアの方々の変わらぬご支援、ご協力をお願いする次第です。

本年度は病院機能評価を受審し、外部の専門家の評価を受け改善を進めてまいります。
病院に関するお気づきのご意見等をご遠慮なくお寄せ下さい。
病院のホームページも活用いただければ幸いです。

耳鼻咽喉科について



耳鼻咽喉科科長 水田邦博
耳鼻科といいますと“中耳炎”、“ちくのう”、“花粉症”などでお馴染みの科ですが、実はもっと奥が深いというお話をさせていただきます。

耳鼻咽喉科とはズバリ、コミュニケーションの障害をケアする科であるといえます。人は人とお話をします。聞こえなければならないし、声を出せなければなりません。人は今置かれた環境を察知しなければなりません。乗り物に乗り、今どのような位置に体が置かれているのか、とっさの時に備えて知っておかねばなりません。差し迫る危険に、においで気付くこともあります。この様な場合のコミュニケーションとは人対人であり、人対外界でもあります。人は五感をもってこれらとのコミュニケーションをはかります。五感のうちの聴、嗅、味、そして声とバランス感覚(平衡覚)が耳鼻咽喉科と関連が深いのです。

聴・嗅・味・声・バランス感覚というと、単純に聴力は耳、嗅覚は鼻、味覚は舌、声は咽、バランス感覚は三半規管と思われるでしょう。確かにそれは間違いではないのですが、一つの障害は様々な原因で起きていることがあります。例えば聴力の低下は中耳炎などでも起こりますが、神経や脳の問題あるいは精神的なトラブルでも低下が起こることがあります。耳鳴りも単純に老化現象のこともあれば、稀に腫瘍などが原因のこともあります。めまいなどは三半規管に障害が起きて自然に治るようなものもあれば、ストレスが原因で精神安定剤などで改善するものもあります。我々耳鼻科医は何が原因でコミュニケーションの障害が起きているのか、その原因は治療することが可能なものかを判断し、患者さんの生活の質の向上をお手伝いしています。

当科には昨年4月に私が、7月に新村久美子が着任しました。最前線の病院ですから我々はもちろん臨床(患者さんのケア)を第一に考えます。その中でわからないこと、またはわかっていないことに遭遇することがあります。そのような時はデータを集めて、学会発表や論文作成に結びつけたいと思っています。こうすることで知識が深まり、ひいてはそれを患者さんに還元できるからです。基礎的研究からもアプローチしたいと思います。

もしある疾患の理解や治療に自らの仕事が少しでも役に立てば、医師にとってこのうえない幸せだと思うからです。両名とも着任してまだ日も浅いですが、このようにがんばっていますので耳鼻科をよろしくお願いします。

集中治療病棟について



看護科長 鈴木すみ枝
集中治療病棟は、平成10年5月に病院が当地に新築移転をした際に新設された病棟です。病棟は大きく二つに分けられています。

一つは全身麻酔における手術後の患者さん、呼吸・循環・代謝・その他重篤な急性機能不全の患者さん、更にはその可能性のある患者さんを全身的に看護、治療を行う集中治療室です。そしてもう一つは夜間の入院を受け入れる救急病室です。

集中治療室、救急病室はどちらも旧病院においては全病棟に分散され、それぞれが各科単位で行われていたものです。医療の進歩に伴い、集中治療室の必要性はもちろんのこと、急性期、慢性期、そして昼夜を問わず入院を受け入れるという今までの体制から、現在では一般病棟における患者さんの療養環境を保つことにも役立っています。

集中治療病棟は環境、医療設備とも整っており新設後4年を経過し、現在まで多くの患者さんの治療、看護にあたりその成果をあげています。そこで働く私達看護師は、内科・外科を問わず全科における看護にあたる為、要求される知識、技術は多大なものがあります。また平均在棟日数2.5日という特殊な病棟で常に緊張感をもって仕事をすることを要求されます。しかし、患者さんを中心とした人間的な関わりを忘れないように患者さんはもちろん、突然の入院で心配されている家族の方々への配慮にも心掛けています。

患者さんは重症だった方ほど私達の病棟にいたことをほとんど覚えていませんが、病棟に移られた後の訪問で元気になった顔を見せていただくと、私達はうれしい気持ちになります。

手術室について



看護科長 川島千代子
最近の医療技術の発展には、目を見張るものがあります。中でも手術における進歩は目覚しく、様々な新しい器械・モニター等が次から次へと開発され、かつては手術適応とならなかったような重症者、高齢者、未熟児に対する手術が日常的に行われ、難易度の高い疾患でも救命、治癒させることが出来るようになりました。

 当手術室は平成10年新築、移転と同時に様変わりしました。手術を行う科は一般外科・血管外科・呼吸器外科・整形外科・脳神経外科・形成外科・歯科口腔外科・産婦人科・泌尿器科・眼科・耳鼻咽喉科・皮膚科・腎臓 内科の13科が年間2,700件余りの手術を行っています。スタッフは、麻酔医2名、看護師16名で構成され ています。

 手術室の構造は、全体の色調は淡いグリーン色で統一されています。手術中には患者さんが少しでもリラックスできるようにとBGMを流しています。手術を行う部屋は7室あり、その中の1室はバイオクリーンルームと言って空調の切り替えでより清潔度の高い部屋に変えることが出来るようになっています。また、清潔管理の中で手術が出来るようにセンタークリーン方式を取り入れています。これは手術室の中央に行くほどより清潔になり、清潔度の一番高い部屋で手術に使用する器材の準備をしています。手術器材の滅菌、保管にはコンテナ方式を取り入れています。これは手術に使用する器材の全てをセット化し滅菌してあります。セットの組み合わせによりどんな手術にも対応でき、また緊急手術にも迅速に対応できるようにしています。

看護の面では、患者さんが安全で安心して手術が受けられるようにと術前・術後訪問を行っています。術前訪問では、事前に患者さんの所に行き手術室内のこと、麻酔のこと、手術のことを看護師の立場から患者さんの視点で説明をし、手術に対する不安や希望を聞き、少しでも不安が軽減し、希望が叶えられるように対処しています。

術後訪問は手術を終えられた患者さんの所に行き、手術中に困ったこと、不安に思ったことなどをお聞きして今後の看護に役立てています。

病院ボランティア活動について

病院は、医師や看護師などの医療技術者の他に、様々な人たちによって支えられています。病院ボランティアもその一つです。

当院では、現在5つのボランティアグループが活動しています。

玄関先で活動しているグループは平成8年に発足し、今年で7年目を迎えようとしています。身体の不自由な方の車椅子の乗降補助や院内の案内を主な活動とし、患者さんへの気配りを大切にしながら、毎日元気なあいさつと笑顔で患者さんをお迎えしています。

他にも花のプランターの手入れや絵画展示など、病院に訪れる方たちにとって心安らぐ環境を提供することに協力していただいているグループがあります。

また、クリスマスコンサートなどの院内でのイベント開催時や年末年始の期間には、地元高校生の皆さんがお手伝いをしてくださり、活動を通して患者さんとの交流の機会にもなっています。

何気なく見ている院内の風景の中に、ボランティアのさりげない活動が見えてきます。
季節を通して、ボランティアの活動に目を向けてみるのもいいのではないでしょうか。新しい発見があるかもしれま せん。

病院ボランティアに興味のある方は、管理課庶務企画係までお問い合わせください。