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呼吸器外科

科の特徴

呼吸器を中心とした胸部の疾患および胸部外傷に対し、外科的治療を行う診療科です。 2014年4月現在、3名の呼吸器外科専門医と1名の専修医(卒後3年~4年目の医師)が診療を行っています。
交通事故、転倒などにより胸部に疼痛(痛み)のある患者様、かかりつけの医師から胸部の手術を勧められた患者様は当科を受診してください。

診療内容

原発性肺癌、転移性肺腫瘍、肺良性腫瘍、縦隔腫瘍、自然気胸、嚢胞性肺疾患、膿胸、手掌多汗症などの疾患と、 肋骨骨折、胸骨骨折、外傷性血気胸、肺挫傷などの救急胸部外傷に対する治療を行っています。

当科の特色は、身体に対する影響が少なく(低侵襲)、傷も小さい(美容的)胸腔鏡下手術を積極的に取り入れていることです。 自然気胸、肺生検などの肺部分切除術は細径胸腔鏡器具(直径3〜3.5mm)を使用して従来の胸腔鏡下手術よりも更に低侵襲・美容的に手術を行っています。 また、胸水貯溜(胸の中に水や膿がたまる)の患者様や、呼吸機能が悪く全身麻酔の行えない患者様に対しては、局所麻酔下胸腔鏡手術を積極的に行っています。 肺癌に対する手術は、胸腔鏡(胸の中を観察するカメラ)補助下で、約7〜10cm程度の傷で手術を行っています。更に2年前からは、約4㎝程度の傷1ヵ所と約0.5〜1cmの傷2〜3ヵ所で、 標準的な手術である肺葉切除術(片方の肺の約1/2〜1/3程度の肺を取る手術。これを完全胸腔鏡下肺葉切除術と言います。)を積極的に行っています。

ほとんどすべての手術に対しクリニカルパス(処置・検査などのカテゴリー別に、診療・ケア行程を時系列で一覧にしたスケジュール表)を導入し、 患者様、医療スタッフに分かり易い術前・術後管理になっています。

近年様々な疾患に対してガイドラインによる治療が求められています。当院でも肺癌患者に対する治療は、肺癌診療ガイドラインに基づいて行なっています。 化学療法は呼吸器内科、放射線療法は放射線治療科の専門医が担当し、手術及び術後化学療法は当科が担当しています。

2012年3月より当院東側に外来東館(腫瘍センター)が開設されました。この館内に上記3科の外来診察室と外来化学療法室があり、 また最新の高精度放射線治療装置2台(ノバリス)が設置されています。手術後の化学療法(抗がん剤)が必要な患者様に対しては、呼吸器内科と連携して術後化学療法を行なっています。 また高齢者、合併症のある患者様に対しては、QOL(quality of daily life;生活の質)を考慮に入れた合理的な低侵襲手術を行っています。

患者様のご希望に沿った最適の診療を行うためセカンドオピニオン(よりよい決断をするため専門的な知識を持った第三者に意見を求める行為)を積極的に取り入れています。 御希望がございましたら気兼ねなくお声をかけてください。

診療統計

最近4年間の手術件数と、肺癌術後の生存曲線・生存率は以下の通りです。
平成
24年度
平成
25年度
平成
26年度
平成
27年度
原発性肺癌876878 74
 全摘術(1)(1)1
 肺葉切除術(気管・気管支形成術を含む)(57)(39)52 35
 区域切除術(3)(1)1 1
 部分切除術(26)(26)22 29
 試験開胸 (1)1
転移性肺癌994 15
 肺葉切除術(1)01
 部分切除術(8)(9)4 14
自然気胸464843 35
 VATS(45)(48)43 35
 開胸(1)0
縦隔腫瘍589 9
 VATS(2)(7)9 9
 開胸 (1)
肺生検(1)06 6
 VATS796 6
 開胸(7)(9)
その他62525 36
総計169166171 177

平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度
局所麻酔下胸腔鏡検査577 5
CVポート留置361 1

手術件数は年々増加傾向です。特に肺癌症例は増加しており、今年度は50症例を超え87症例でした。

肺癌手術 217症例(2001.8.13~2010.6.25)

5年生存率(肺癌取り扱い規約第7版 病理病期)
IAIBIIAIIBIIIAIIIBIV
105例55例13例7例21例4例12例
81.9%87.4%47.1%57.1%60.7%0%39.7%

手術数が少なく数値にばらつきが見られます(病理病期の間で逆転現象も見られます)。
このため、上記数値は参考程度と考えてください。 今後、症例数を蓄積し再評価していく予定です。
当院では、臨床病期IIBまでの症例は、手術療法を先行し治療しています。
臨床病期IIIA期の症例は、 術前(放射線)化学療法を施行し再評価後に手術を行っています。
病理病期IIIB期の4例は5年生存した症例がないため生存率が0%になっています。
Ⅳ期は、遠隔転移が単発の脳転移症例と術中悪性胸水・胸膜結節(播種)の患者です。単発脳転移症例に対しては、定位放射線手術(当院ではX-Knife)と化学療法を行った後、 リンパ節郭清を含む根治的手術療法を施行しています。病理病期IB期以上の症例に対しては、術後補助化学療法を施行しています(肺癌診療ガイドラインに基づいて)。

スタッフ紹介

名前職名出身校取得年専門分野資格
後藤 圭吾小児外科部長 兼
乳腺外科部長
浜松医大平成1年小児外科
乳腺外科
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本乳癌学会認定医
日本乳癌学会乳腺専門医
マンモグラフィ読影認定医
乳腺超音波読影認定医
日本小児外科学会専門医
小児がん認定外科医
日本がん治療認定医
インフェクションコントロールドクター
伊藤 靖呼吸器外科部長 兼
乳腺外科部長
浜松医大平成2年呼吸器外科
乳腺外科
日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本胸部外科学会認定医
呼吸器外科専門医
日本乳癌学会認定医、乳腺専門医
マンモグラフィ読影認定医
乳腺超音波読影認定医
日本がん治療認定医・暫定教育医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
緩和ケア研修(PEACE)修了
山下 貴司医長浜松医大平成21年呼吸器外科日本外科学会 外科専門医

呼吸器外科で扱う症例

肺がんについての予防法・検査、治療を詳しくご説明いたします。