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転移性肝癌

転移性肝癌

大腸癌肝転移の治療

転移性肝癌

 肝臓以外の臓器に発生した癌(原発巣)が肝臓に転移したものを転移性肝癌と言います。肝臓は大腸癌が血行性に転移を起こす臓器の中で最も頻度の高い臓器です。
転移性肝癌の中でも大腸癌からの血行性肝転移は比較的おとなしい病変であるため、積極的に外科治療を行う機会が増えています。
 転移性肝癌は大腸癌肝転移に対する肝切除術の有効性が明らかとなっており、「大腸癌治療ガイドライン」(下図参照)でも根治切除可能な肝転移には切除術が推奨されています。他の治療法として全身化学療法があります。これは主に肝転移が手術で取り切れない場合や肝臓以外の臓器にも転移がある場合に行われます。最近では肝臓にだけ転移がある場合でも、その他の転移が隠れていることが多いため,この治療法を外科治療に先行して行うことがあります。
大腸癌肝転移に対する治療方針

外科切除後の治療成績

 肝切除術は転移病変の存在部位、転移個数や分布状況により、種々の手術術式が行われます。また、肝切除術後の再発予防のための化学療法の導入や再発例に対する再肝切除術も積極的に取り入れています。
大腸癌肝転移切除症例の治療成績

治療成績

大腸癌肝転移 切除93例 全生存率
(1999-2014年)


3年生存率:76.8%
5年生存率:65.2%

初回肝切除術後の再発病巣の治療

 下図はスタッフのひとり(鈴木)が浜松医科大学第二外科在職中に経験した結果を表したものです。大腸癌肝転移に対する初回肝切除術後の再発は約70%の症例にみられます。残肝はじめ、肺、原発病巣、腹膜など様々な部位に起こる可能性があります。このような再発病変に対しても外科切除の適応と考えられる場合には、当科では積極的に繰り返しの切除術を行い、治療成績の向上に努めています。

鈴木昌八、他. 大腸癌肝転移切除後の残肝再発および肺再発に対する外科治療の意義.
癌の臨床 54 (10): 823-830, 2008.

大腸癌肝転移切除後の5年生存例

5年生存例