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病院長挨拶

新年のご挨拶

磐田市立総合病院 病院長
鈴木 昌八

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 昨年5月には当院の前身、国民健康保険組合立磐田病院が開設されてから70周年を迎え、地域の皆様、地元医師会、そして磐田市からの数々のご厚情とご支援に対し、職員一同心よりお礼申し上げます。いろいろな記念イベントも関係者のおかげで順調に消化できたことに改めて感謝申し上げます。
 さて、2017年はどのような年になるのでしょう。海の向こうの米国では1月20日にトランプ大統領が誕生し、EUからの離脱が決まっているイギリスの動きも注目されています。予測不可能な時代が訪れるのか、世界情勢の変化によっては日本も厳しい試練にさらされそうです。一方、医療の現場も今大きな転換期を迎えています。国の厳しい財政状況を考えると、少子高齢社会による人口減少や高額な医薬品の出現による社会保障費の伸びは抑えられ、縮減(縮充?)の方向に向かうのは確かです。今まで以上に効率的な医療を行うことが求められ、医療機能の分化と連携による地域完結型医療を進めていく必要があります。最近、自分たちの国がこれから先、本当に幸せな国でいられるのか、真剣に考えることが多くなりました。フランスの歴史人口学者のエマニュエル・トッド氏は、「日本の直面している最大の課題は人口減少と老化であり、意識革命をして少子化対策を急がないと30~40年後に突然災いがやってくる」と警鐘を鳴らしています。皆様はいかがお考えでしょうか。
 団塊の世代が後期高齢者となる2025年が抱える問題は、地域包括ケアシステムや在宅医療に関する住民への情報発信により、少しずつ認識されてきている感があります。当院としても高度急性期・急性期医療の充実という基本的な使命に加え、治療を終えた患者様を住み慣れた地域でのケアに円滑に移行できるよう入退院支援部門を強化し、医療機関や介護施設とのスムーズな連携を進めています。センター機能としての救命救急、がん診療、小児・周産期医療の提供はもとより、種々の疾患と関係する生活習慣病の予防や増加する認知症へのチーム医療も展開していきます。今年も各々の現場で「医療の原点は思いやり」を実践し、多様化する医療ニーズにお応えしていく所存です。温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 最後になりますが、本年が皆様にとってすばらしい年になることをお祈りして年頭のご挨拶とさせていただきます。


2017年1月